2.1 積立投資の停止や積立投資額の減額
積立投資は、毎月決まったタイミングで一定の金額を投資することで、価格変動のリスクを抑えられる投資方法です。
積立投資は平均の購入単価を抑える効果が期待できます。
円安だからといって、積立投資をやめたり積立投資額を減額することは、積立投資の本来の目的から外れてしまいます。
農林水産省「令和4年度の食料自給率」によると、日本の食料自給率はカロリーベースで38%となっています。
また資源エネルギー庁「令和5年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2024)」によると2022年度のエネルギー自給率はわずか12.6%となっており、日本は食料やエネルギーなどを輸入に頼っていることがわかります。
円安になると輸入コストが上がり、物価が上昇します。物価が上がると相対的にお金の価値が下がるため、積立投資をやめると資産額が目減りしてしまうのです。
また積立投資額を減額したシミュレーション結果からも明らかなように、掛金を減額すると、将来の運用資産額や運用益が大きく減少します。
円安時にこそ、これまでと同じ金額で積立投資を続けましょう。