5.2 老後の収入源も確認
老後の大事な収入源である年金は、60歳で受給開始するのか、65歳なのか、70歳なのかで金額に違いがあります。
繰り上げて受給するメリット、繰り下げて受給するメリットがそれぞれあります。年金の受給が近づいてきたらそのあたりの確認も必要でしょう。
5.3 何歳まで働くのか
働くシニア世代は増加しています。長く働くほど老後の生活は豊かになりますが、働くには気力も体力も必要です。
自身の身体とも相談して、そのあたりも老後を迎えるまえに考える必要があります。
しっかりと自身の状況・一般的な老後の生活などを確認し、準備することで老後を慌てることなく迎えられるかもしれません。
6. まとめにかえて
65歳以上の68.5%が「経済的な心配はありません」と回答する現代。しかし、若い人ほど老後に不安を抱えているものです。
長く働くことは一つの選択肢ですが、働き続けられる環境が保証されているわけではありません。また、できれば60歳代の間にリタイアしたいと考える方もいるでしょう。
老後を安心して迎えるには、老後資金の準備も欠かせません。
現役世代のうちに計画的に進めておきましょう。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」2024年7月5日
山本 大樹