60歳を超えると年金を活用して、老後の生計を立てるシニア世代が多くなります。
年金は厚生年金と国民年金の2種類に分類されており、厚生年金は会社員や公務員など、国民年金は日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満の原則すべての方が対象です。
実際に厚生年金や国民年金を支払っている方や受給をしている方は、何歳でどれくらいの平均月額になるのか気になるところでしょう。
そこで本記事では、厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」のデータをもとに、厚生年金と国民年金の平均月額について詳しく紹介します。
1. 【厚生年金】60歳〜90歳以上の平均月額はいくら?
60歳〜90歳以上の方が、月に厚生年金をいくら受給しているのかをチェックしましょう。
今回は厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにして、平均月額を紹介します。
なお、厚生年金はすべての国民年金部分も含みます。
1.1 【60歳~69歳】厚生年金の平均月額
厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、60歳〜69歳の厚生年金平均月額は以下のとおりです。
年金の支給開始年齢は一般的に65歳からで、65歳未満は特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢引上げにより、主に報酬比例部分のみとなっています。
60歳〜64歳の平均月額を見ると60歳〜61歳が9万円台な一方で、62歳〜64歳の平均月額は6万円〜7万円台です。
65歳〜69歳の平均月額はいずれも14万円台を推移しています。