2. 過去の給付金の制度「住民税非課税世帯等」

過去に政府が実施した支援策のうち、以下の給付金について確認します。

  • 物価高騰緊急支援給付金
  • 低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金

それぞれ対象となる世帯の要件や、給付金がいくら支給されたのか、確認しましょう。

2.1 物価高騰緊急支援給付金

物価高騰支援給付金は、1世帯あたり5万円が給付される支援策です。

住民税非課税世帯や家計急変世帯を対象にした給付金でしたが、物価が高騰したことを受けた給付金は、これまでにも複数回にわたって実施されてきました。

直近では、2024年に以下の給付金が行われています。

  • 1世帯あたり10万円の給付金
  • 子ども1人あたり5万円の加算給付金

10万円の給付金は、以下の要件を満たしている世帯に支払われます。

  • 2024年度の住民税が非課税となる世帯
  • 2024年度の住民税が均等割のみ課税となる世帯

ただし、上記のうち2023年度の住民税も非課税世帯、あるいは均等割のみ課税されていた世帯は、対象外となります。

子ども1人あたり5万円の加算給付金は、新たに10万円の給付金を受け取る世帯で、18歳以下の子どもを扶養している場合に支払われます。

給付金が加算される子どもは、以下のとおりです。

  • 2006年4月2日以降に生まれた子ども
  • 2024年6月3日以降に生まれた新生児

これから生まれる新生児も、給付金の対象です。

ただし、給付金の申請手続きには期限があります。

申請期限を過ぎてから生まれた子どもは、給付金の対象になりません。

給付金の申請は、自治体によって方法が異なるので、詳しくはお住まいの自治体を確認してください。

次に、子育て世帯に支給される給付金について確認しましょう。