4. 厚生年金「月額15万円」のはずが…振込額が2万円ほど少ない!なぜ?
はじめて年金を受け取るときに「振込額が少ない」となるのは、公的年金から天引きされるお金があることを見落としていたから、と考えられます。
老後に受給する公的年金においても「税金」や「社会保険料」が天引きされるため、実際の受取額は少なくなるのです。
天引き額は年金額や控除されるもの、お住いの地域などにより個々で異なります。
知識として「税金や社会保険料が天引きされる」ことを理解しておくと、将来、年金を受け取り始めるときに、実際の振込額とのギャップに驚いたり、困惑したりする事態は避けられるでしょう。
5. 老齢年金から天引きされる4つのお金
老齢年金から天引きされるお金は以下の4つです。
- 介護保険料
- 国民健康保険料・後期高齢者医療保険料
- 所得税額および復興特別所得税額
- 個人住民税
5.1 介護保険料
年金年額が18万円以上の方は、年金から介護保険料が天引きされます。
5.2 国民健康保険料・後期高齢者医療保険料
国民健康保険料も年金から天引きされます。
75歳以上になると国民健康保険に変わり、後期高齢者医療保険料が年金から天引きされます。