4. 厚生年金が少ない!どう対策するか

厚生年金は「2階建てだから手厚い」とはいうものの、報酬比例という特徴から個人差が大きくなることは避けられません。

少しでも厚生年金の受給額を多くしたい場合は「現役中の給与を上げる」「会社員または公務員として定年まで働く」ことが対策となります。

また、厚生年金だけに頼らず、自分で将来の自分に仕送りしておくことも重要です。

毎月の給与から一定金額をコンスタントに貯金する習慣をつくるのは、老後対策の基本のキです。

毎月の貯金が安定してできるようになったら、投資信託・iDeCo(イデコ)・介護保険などを組み合わせて老後資金計画をステップアップするのもおすすめです。

資産運用を始めると必ずしも利益が出る時ばかりではありませんが、20年後・30年後を見据えたときに預貯金より大きな資産をつくることが期待できます。

とくに、30年以上の運用期間が取れる年齢の方は運用成果が安定する傾向にあります。

「興味はあるけど不安だ」という初心者の方は、運用の基礎や金融商品の特徴について学んでみると一歩踏み出すきっかけができるかもしれません。

参考資料

尾崎 絵実