【40歳代・50歳代の単身世帯】平均年収＆平均貯蓄額は？老後に向けて知っておきたい「年金月額」を確認 国民年金・厚生年金の平均受給額の一覧表

5. 老後資金の対策が必要

総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、65歳以上無職単身世帯の家計収支は以下のとおり「毎月3万768円」の赤字となります。

収入12万6905円に対し、支出合計は15万7673円と1ヶ月の家計収支で「3万768円」の赤字となります。

シニア世代の公的年金の平均受給額を確認してきましたが、物価の上昇や、病気による治療費などの突発的な支出の可能性を考えると、個人で老後の資金対策をしておく必要がありそうです。

老後も働くという選択肢もありますが、体力面・健康面において限度があります。今からすぐに取り組むことができる資産運用も視野に入れることも一つです。

6. まとめにかえて

本記事では40歳代・50歳代の平均給与・平均貯蓄額やシニア世代の年金の受給額について確認してきました。40歳代、50歳代ともに貯蓄ゼロの世帯の割合が多いことに驚いた方もいるのではないでしょうか。

あくまで平均ではありますが、65歳以上無職単身世帯の家計収支は毎月約3万円の赤字となります。公的年金だけでは安心とはいえないでしょう。

近年、老後の対策として資産運用を始める方が増えています。話題の「NISA」もその一つで、少額から始めることができます。皆さんも老後の資金対策として資産運用の活用も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

参考資料

• 国税庁 長官官房 企画課「令和4年分 民間給与実態統計調査」
• 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査［単身世帯調査］（令和5年）」
• 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
• 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」

LIMO編集部