うるる、営業利益は前期比161.7% 入札情報速報サービス「NJSS」の垂直展開を企図

2018年5月28日に日本証券アナリスト協会主催で行われた、株式会社うるる2018年3月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社うるる 代表取締役社長 星知也 氏

2018年3月期決算説明会

星知也氏:株式会社うるる代表取締役の星でございます。よろしくお願いいたします。

さっそくではございますが、お手元の資料と前方のスライドをもって、2018年3月期の決算説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

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本日は(前半に)2018年3月期の通期の決算概要と今期の予想、後半に弊社の会社概要と成長戦略をご説明させていただきます。

連結PLハイライト

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まずは、前期の決算概要をご説明させていただきます。

売上高は全体を通しまして19億600万円、前期比110.7パーセントで着地しております。

セグメントごとの内訳をご説明すると、CGS事業が12億2,100万円、前期比119.3パーセント。BPO事業が6億4,800万円、前期比99.1パーセント。クラウドソーシング事業が3,500万円、前期比83.8パーセントとなっております。

営業利益が全体で3億9,000万円、前期比161.7パーセントとなりました。

各セグメントの営業利益は、CGS事業が6億9,800万円、前期比133.5パーセント。BPO事業が5,200万円、前期比が62.9パーセント。クラウドソーシング事業がマイナス8,800万円、その他/共通コストがマイナス2億7,100万円で着地しております。

連結PL推移

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こちらは、連結PL推移をグラフ化したものでございます。

全期を通してCGS事業が堅調に成長いたしまして、営業利益3.9億円・営業利益率20.5パーセントで着地しております。

営業利益の前期増減要因分析

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こちらが、営業利益の増減要因分析になります。

CGS事業の売上高成長が利益成長を牽引する一方で、BPO事業が前期比で減収減益というかたちで着地しております。全社で、1億4,900万円の増益となっております。

BPO事業は、当初見込んでおりました大口案件の獲得が想定より伸びず、その結果減収減益で着地しております。

CGS事業は、弊社の現在のメイン事業でございます入札情報速報サービス「NJSS」が堅調に成長したことと、新規事業という位置付けでフィージビリティ・スタディを行っておりました、「えんフォト」という新しいCGSが堅調に成長したことがございました。

その結果、CGS事業が1億7,500万円の増益という結果になっております。

CGS事業ハイライト:NJSS有料契約件数の推移

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CGS事業のハイライトといたしまして、メインでございますNJSS事業の有料契約件数の推移が、こちらのグラフになっております。

「NJSS」におきましては、2008年のリリースからPDCAを繰り返すことにより、最重要KPIでございます有料契約件数が、安定して成長しております。

2018年3月期においても順調に有料契約件数が増加して、現在の有料顧客数は2,884社となっております。

BPO事業ハイライト:売上高の推移

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BPO事業のハイライトでございます。こちらは、開示させていただいているのが売上高だけですので、その推移となっております。

過去のグラフをご覧になっていただいてもわかるように、BPOはフロービジネスの特徴がございます。そのため、ストックビジネスのようにきれいな階段をつくったり(することもあれば)、その期の大口案件が取れるか取れないかとか(によって)、どうしてもでこぼこしてしまう(ことがあったりします)。

ただ、長期的に見ていただくと(おわかりのように)右肩上がりで成長している次第でございます。

クラウドソーシング事業ハイライト:登録ワーカー数の推移

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クラウドソーシング事業のハイライトが、こちらになります。

2018年3月期は広告宣伝費を投下していないものの、非常に働き方改革等の国の動きと重ねてメディア露出もあり、効果的に順調に登録ワーカー数は増加しております。

前期末時点で378,687人の「シュフティ」の在宅ワーカーさんに、ご登録いただいている状況でございます。

連結BSハイライト

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続きまして、連結BSハイライトでございます。

利益成長及び「NJSS」の前受金増加により、現預金が増加していることがトピックとして挙げられます。

現預金の、2017年3月期末で22億2,600万円というところを、前期(2018年3月期)末で25億3,400万円に増加しているというところが、大きく成長した部分でございます。

2018年3月期トピックス①

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最後に、2018年3月期のトピックスとして、4つ挙げさせていただいております。

まず、先ほど申し上げましたが、新規事業としてフィージビリティ・スタディをしておりました「えんフォト」事業でございます。こちらが通期で黒字化を達成いたしまして、今期より晴れて正式な事業となりました。

次に、CGS事業におきまして「フレックスコール」という新しいCGSをリリースさせていただきました。

2018年3月期トピックス②

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続きまして、ChatWork社との業務提携がございます。こちらは、「チャットワーク」のユーザーさまに、弊社の在宅ワーカーさまを活用していただける取り組みになっております。「チャットワーク」サービスを導入している企業さまに対して「ChatWork 電話代行」サービス……その電話代行を受け付けるのが、弊社の在宅ワーカーという取り組みになっております。

最後に、弁護士ドットコム社との業務提携がございます。こちらは、現在弁護士ドットコムさまが力を入れていらっしゃいます「クラウドサイン」という新しいサービスがございます。契約をする際に、過去の契約書に関しても電子化するというニーズが発生しております。

その過去の契約書のデータ化・スキャニング作業を、弊社のBPO事業で請け負うという取り組みになっております。

2019年3月期 売上高予想

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続きまして、今期2019年3月期の予想になります。

2019年3月期は、CGS事業を中心とした売上高成長を見込んでおります。売上高は21億3,700万円、前期比112.1パーセントを目指しております。

内訳でございます。下のオレンジ色のグラフがCGS事業で、14億100万円。茶色いグラフがBPO事業で、6億9,900万円。クラウドソーシング事業が薄い水色で、3,700万円。全体で、21億3,700万円を予想しております。

2019年3月期 営業利益予想

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続きまして、営業利益予想でございます。2019年3月期は、2018年の2月に開示させていただいた、2018年3月期予想営業利益の3億7,600万円と同程度の営業利益を確保できるよう、投資を行っていく計画を前提とさせていただいております。

営業利益は3億7,600万円、前期比96.4パーセントという予想を立てさせていただいております。

2019年3月期 投資内容

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その投資計画の内容が、こちらになります。

既存CGSである「NJSS」を、積極的に伸ばしていくという方針を掲げております。また、主として新規CGS、それ以外のCGSの成長・創出にも積極投資を行いまして、増収減益とする方針となっております。

こちら(のスライド)に細かく、投資の内訳を記載させていただいております。主に、3つの投資計画がございます。

1つ目が、広告宣伝費で8,300万円。主としてCGSの成長のための広告宣伝費です。NJSS事業に関しましては、前期比プラス2,000万円を投資する予定でございます。

続きまして、人件費で7億4,900万円。主としてCGS事業の成長・創出のための人材採用を実施いたします。CGS事業におきまして、前期比5,600万円を投資する予定でございます。

最後に、地代家賃で4,200万円。こちらは、増員に伴い、当期中にオフィスの増床を検討しております。

2019年3月期 セグメント別予想サマリー

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2019年3月期のセグメント別予想サマリーが、こちらの表になります。

CGS事業の売上高が14億100万円、前期比で114.7パーセント。営業利益が7億6,100万円、前期比で109.1パーセント。営業利益率が54.4パーセントとなっております。

CGS事業に関しましては、前期まで「NJSS」を含むすべてのCGSをCGS事業としてセグメント分けしておりましたが、今期から「えんフォト」が正式に事業化いたしましたので、CGS事業からNJSS事業を独立させたかたちで、NJSSとそれ以外のCGSといったかたちで、セグメントを分けております。

そのNJSSの2019年3月期の売上高が12億2,100万円、それ以外のCGSが1億7,900万円。NJSS事業の営業利益が7億8,400万円、それ以外のCGSがマイナス2,200万円というかたちで、分けて開示させていただいております。

BPO事業でございますが、先ほど申し上げましたが、売上高が6億9,900万円、営業利益が3,000万円となっております。BPO事業に関しましては、新たにRPA導入トライアル等による効率化・利益率改善を図るための費用等が発生しております。

クラウドソーシング事業でございますが、売上高が3,600万円、営業利益がマイナス1億600万円となっております。クラウドソーシング事業に関しましては、新規CGSを創出するためのプラットフォームという位置付けになっています。ですが、今期は「シュフティ」自体のシステムの改善を計画しており、エンジニアの人件費等が増加しております。

NJSS KPI予想

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最後に、開示させていただいている、NJSSのKPIの有料契約件数の推移グラフが、こちらになります。今期は純増数で255社、トータルの契約件数で3,139社を目指してまいります。

2019年3月期は、Web集客のための追加投資を行います。それ以外に、Web以外の営業チャネルの獲得。具体的には、セミナーの開催や展示会での積極的な営業促進等を検討しております。これらの広告宣伝費を投資することにより、有料契約数に関しましては、継続的な成長を見込んでおります。

また、戦略的に新規顧客と既存顧客に対して、高単価プランの販売を積極化することで、契約当たり単価のアップも目指してまいります。

ビジョン

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ここからは、成長戦略と会社概要を説明させていただきます。(スライドが)前後してしまって恐縮なのですが、まずは弊社の会社概要からご説明させていただきます。25ページまで飛んでください。

弊社は「人のチカラで 世界を便利に」というビジョンを掲げて、2005年に創業した会社でございます。

アルバイトという働き方や、派遣という働き方。こういったものが今はスタンダードな働き方になっております。ただ、パソコンやインターネットが普及した世の中で、自宅でもって(業務ができて)、会社に出社しなくても(いい働き方を提供する)。子どもが小さくて外に働きに出られない主婦の方ですとか、家族に介護が必要で外に出られない方ですとか、障がいを抱えていらっしゃる方ですとか、旦那さまが海外転勤になって、なかなか定職に就けない方ですとか。そういった、外に働きに出たいけれども出られない方々に、収入を得る機会を提供していこうと(いうことです)。

一方で、日本は労働力不足が社会問題になっております。これからますます深刻な問題になってくると思いますけれども、それをもって、国に関しましては「働き方改革」ということで、一人ひとりの生産性を上げようということで、さまざまな対策を立てております。

私たちは、労働力としてカウントされてこなかった方々、そしてこれからも労働力としてはカウントされないであろう方々、外に働きに出たいけど出られない主婦の方といった方々の隙間時間を、労働力に変えていこう。こういったビジョンを掲げております。

そのためになにをしなければいけないのかと考えた末、現在行っているのが、3つの事業でございます。

BPO事業

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最初に始めたのがBPO事業でございます。当時は、まだ「BPO」という言葉はございませんでした。主に主婦の在宅ワーカーさんに、「どんなお仕事をやりたいですか?」とアンケートをしたところ、「データ入力の仕事をやりたい」という回答が、一番多かったんです。今も、データ入力が一番人気の仕事でございます。

それでは、我々がデータ入力の仕事を企業からとってきて、それを在宅ワーカーさんに再委託するかたちで、仕事を創出していこうと。そして、企業のスポット的な案件に関しては、アウトソーシングできるようなサービスを提供しようということです。当時はデータ入力専門店という名前だったんですけれども、BPO事業というものをつくりました。

企業内で発生する名刺の入力ですとか、アンケートの入力・集計ですとか、手書きの企画書をパワーポイントに清書するお仕事ですとか。主にそういったものを、企業から受託しておりました。それを在宅ワーカーさんに委託するといったビジネスモデルで、最初にBPO事業が生まれました。

現在も、そういった企業内で発生する大量の入力の受託も行っておりますが、それ以外に電子化ニーズも増えてまいりましたので、書庫に大量に保管されている書類のデータ化・スキャニングや、OCRをかけて検索できるようにするとか。そういったかたちの案件を、各企業さまから受け取りました。これまでに4,337社の企業さまから、実績として22,348案件を受注しています。

ですので、世の中に発生するデータ入力には、あらゆる種類のニーズがございますが、たいていのものは、弊社は一通り受けてきた実績がございます。

それを受けるために、BPO事業では在宅ワークリソースだけでは足りないという状況が生まれましたので、現在は国内外の100社程度のパートナー企業と提携いたしました。

案件の種類に応じて中国のパートナー企業を活用したり、ベトナムのパートナー企業を活用したり、あるいは国内のパートナー企業を活用したり。在宅ワーク以外のリソースも活用して、現在はあらゆるデータ入力ニーズに応えるサービスとなっております。

クラウドソーシング事業

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続きまして、在宅ワークという働き方をスタンダードにするために必要だと思ったサービスが、こちらの「シュフティ」。クラウドソーシング事業でございます。

(リリース)当時は、こちらもまだ「クラウドソーシング」という言葉がなかったので、単に(お仕事)マッチングサイトとしてリリースしておりました。現在は約37万人の在宅ワーカーが登録するサイトとなっております。主に、主婦の方……子どもが小さい20~30代の女性の方が、多く登録しているクラウドソーシングサイトでございます。

企業は、その在宅ワークリソースを無料で(使い)お仕事を発注することができます。例えば、1万円の業務をワーカーさんに発注するなら、その90パーセントの9,000円がワーカーさんの報酬となり、(残りの)10パーセントである1,000円が我々のシステム利用料といった収益モデルになっております。

CGS事業

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そして、現在のメインとなっている事業でございますが、次に始めたのがCGS事業です。これは「Crowd Generated Service」の略でございまして、「在宅ワーカーを活用して生成された事業」であるといった意味をもって、我々がつくった言葉でございます。

CGS事業例:入札情報速報サービス「NJSS(エヌジェス)」

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(CGS事業で)一番代表的なものが、弊社にございます「NJSS」というプロダクトでございます。全国の官公庁や自治体の入札情報をデータベース化して、入札に参加したい企業さまが入札案件を一括検索できるWebサイトでございます。

この入札情報というのが、従来は各企業が自分たちで各官公庁や自治体のホームページを見たり、あるいは掲示板を見に行って手書きでメモに書き写したりといったかたちで、情報収集をしていたんです。「NJSS」に関しましては、ホームページ上に開示されている入札情報をすべて収集して、それを一括検索できるようにしているプロダクトでございます。

官公庁のホームページに、だいたい入札情報は開示されているんですけれども、中にはPDFの画像データとして開示されているものが多々ございます。Web上の情報は、現在はクローリングというロボットでシステム的に情報収集できるんですけれども、PDF化された画像データは収集できませんので、どうしても人力でないと集められないといった情報がたくさんございます。

それを、「シュフティ」のワーカーさんに人力で集めてもらうと。官公庁・自治体のホームページが現在7,000機関ぐらいございますので、弊社はこの7,000のWebサイトを、人力でチェックしていると。

そして、新しく開示された入札情報を1件1件手作業で収集してデータベース化して、そのデータベースを、入札をやっていらっしゃる企業さまに、月額いくらというかたちで売っているといったサービスでございます。

それ以外にも、裏側で大量の人力を活用しなければできないサービスといったものを、我々はCGS事業として複数創出して、運営している次第でございます。

CGS事業例①

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次のページが、CGS事業例になっております。

現在、CGS事業として事業化されているのは「NJSS」と、もう1つは「えんフォト」です。「えんフォト」は、今期から事業化されております。

私たちは、新しいCGS事業を生むことを、のちほどご説明させていただく成長戦略の1つとさせていただいておりますが、新規事業を4つのフェーズに分けて管理しております。

まずは、第1フェーズ。こちらでは、事業の種から「なんとか事業化できないか」とニーズをチェックしたり、市場調査をしたりします。

そして会議を経たうえで、「次(の段階)にいけそうだ」というものであれば、第2フェーズ、第3フェーズ(と進み)、最後に第4フェーズとなっております。第4フェーズというのが、事業化している新規事業CGSになります。

この第4フェーズにあるのが、今は「NJSS」と「えんフォト」となります。

CGS事業例②

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現在第1~第3(フェーズ)にフィージビリティ・スタディ中としておりますが、「フレックスコール」と「KAMIMAGE(カミメージ)」というプロダクトをリリースさせていただいています。

フェーズに乗っからない、まだ第1フェーズにもならない事業の種みたいなものが、現在は数十~数百ほど同時に検討しています。

CGS事業を中心とした3つの事業ポートフォリオ

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私たちの現在の3つの事業、BPO事業・クラウドソーシング事業・CGS事業は、これらはすべて、日本が将来深刻に抱えるであろう労働力不足(の解決)のために、在宅ワークという、今まで労働力としてカウントされてこなかった方々を労働力にすることで、社会のニーズに応えていく。これが我々のビジョンであり、そしてそのためにやっている事業が、この3つのプロダクトと(いうことです)。

将来的に、在宅ワークのスタンダード化をするために必要になってくる、社会のニーズが出てくるものがあれば、この3つにとらわれず、新たな事業が生まれる可能性もあるということでございます。

当社の3つの成長戦略

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たいへん恐縮ですが(資料の)ページを戻っていただきまして、成長戦略でございます。19ページでございます。

私たちは、3つの成長戦略を掲げさせていただいております。1つ目が「新規CGSの創出」、2つ目が「既存CGSの成長」、3つ目が「CGSの進化」となっております。

私たちはBPO・クラウドソーシング・CGSの3つの事業を展開しておりますが、成長戦略としているのは、CGS事業に関わることばかりでございます。そう言いますのも、CGS事業が弊社の売上・利益のメインとなっているからでございます。

成長戦略① 新規CGSの創出 ~新規CGSのアイデア~

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1つ目の成長戦略の新規CGSの創出は、先ほど申し上げましたとおり、4つのフェーズに分けまして、事業を育てていっている次第でございます。(こちらに記載している)このようなものが、アイデアとして挙がっている一例でございます。

例えば、「NJSS」もそうでございますが、「情報収集」。世の中に散らばった情報を1ヶ所に集めることで、価値になるようなもの。しかもそれが、機械で自動的に集められるようなものではなくて、人の力を使わないと集められないもの。こういったものを在宅ワーカーの力を活用して集めることで、価値を生むと。

こういった軸で考えているものが、「NJSS」のほかには、例えばガソリンスタンドの価格を収集すること。日々の価格の変動を追っていったり、どこの地域のどこのガソリンスタンドが今一番安いのかといった情報を、提供していったりすること。こういったものも、人力でなければ情報を集められず、逆に人力を活用すれば、そういったサービスも創出できると。

(情報収集の欄の)下にございます空き家情報も、今社会問題となっておりますけれども、なかなか自治体においても空き家をデータベース化できておりません。空いている家なのかどうかを1軒1軒、目視でチェックしないとわかりません。

(弊社では)こういったものを在宅ワーカーさんが通勤がてら、犬の散歩がてら、こういった「ながら作業」、あるいは隙間時間を活用して、情報を集めてきていただく。それを、不動産会社さんあるいは自治体さんといったところに提供するサービスを、検討しております。

空き家(情報収集)は次の軸にも当てはまるのですが、「外出ワーク」という軸で、今はさまざまなことを考えております。例えば、リリースさせていただいておりますのが、タンブルバー社の「Pod pics」というプロダクトでございます。ここのアプリを活用して、位置情報を活用した情報収集、あるいは業務提供を展開しております。

あるいは、これも例えばですけれども、全国の駐車場の情報を集めることで、その駐車場が今空いているのかどうか(をチェックする)とか。駐車場の管理をするために、コインパーキングを運営する会社さんは数日に一度、社員の方が定期的にチェックされているそうなんです。そのチェック作業は、「ごみが落ちていないか」「看板が傾いてないかです」「パンフレットがなくなっていないか」ですとか。そういった、今まで社員さんが行っていたものを、ご近所に住んでいらっしゃる在宅ワーカーさんにお願いするといったスキームも、弊社の「シュフティ」というクラウドソーシングサイトを活用して、組むことができると。

それ以外にも「マッチング」という軸では、現在は約37万人の在宅ワーカーさんが登録しているので、いろんな趣味やスキルを持った方がたくさんいらっしゃいます。

例えば、カメラマンさんだけを集めて……これは、プロじゃなくてもいいんです。機材だけを持っていて、「趣味でやっています」といった方々が、幼稚園・保育園で日常的なスナップ写真を撮りに行く。(このような)カメラマンを派遣するサービスが、「えんフォト」と(いうものです)。

そして、その写真を保護者が購入する。非常に大きなマーケットもあるんですけれども、これを現在幼稚園・保育園に提供しております。その後、小学校・中学校・高校、あるいは幼児教室や少年野球、サッカーですとか、そういったところにも展開できるのではないかと考えておりますが、「えんフォト」というマッチングを軸にしたCGSがございます。

ほかにも、例えば栄養士だけを集めた料理サイトをつくったりですとか、医療関係者だけを集めて治験のサービスをつくったりですとか。さまざまな趣味嗜好が一緒の方を束ねることで生まれるCGSといったものも、検討しております。

最後に、「潜在ニーズ」とございます。主婦の方が多いので、「もともとコールセンターで働いていました」という方が、けっこういらっしゃいまして、その経験を活かした在宅コールセンター業務と(いうものです)。

例えば、コールセンター業務というのは、非常に設備投資産業でございます。まずはビルを建てて、何千ものブースをつくって、何千人もを雇用して……といったかたちのビジネスモデルが多くて、とくに大手さんはそういったかたちになっているんですけれども。1日に100件の電話をしていただくためには、最低でも30~40万円払わないと、コール業務はアウトソースできないんです。

それを、我々は在宅ワーカーさんを活用することで、在宅ワーカーさんのおうち・電話・パソコンで、一切設備投資をかけずにコールセンター業務を受託する仕組みをつくることができております。ですので、極端な話、1件から低価格で企業のコール業務のアウトソースニーズをとらえることができると。こういったものも、CGSだからこそ、在宅ワーカーを活用するからこそ、できる事業になっております。

新しいCGSを創出する部隊が弊社の中にもあるんですが、日々の「NJSS」の営業マンが「NJSS」の説明をしに行った際に、「実は『NJSS』は、こういうふうに裏側で大量の人材を活用して、人力で情報収集しているんですよ」みたいなお話をすると、「じゃあ、こんなことはできないのか?」と、その業界にある、我々も知らないニーズをとらえることもできております。そういったものも含めて、新しいCGSの種として、日々検討しております。

成長戦略② 既存CGSの成長

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2つ目の成長戦略といたしまして、既存CGSの成長と掲げさせていただいております。

既存CGS=「NJSS」でございます。現在は順調に有料契約件数を増やしていっておりますけれども、マーケットには限界のあるサービスでございますので、単純に入札情報を検索できるという機能以外にも、我々は入札情報を集めるついでに、落札情報も集めているんです。

どの案件をどの企業がいくらで落札したのかという情報も、だいたい……100パーセントではないんですが、7〜8割ぐらいは開示されておりますので、それらも丁寧に1件ずつ収集しております。

だいたい入札というのは、毎年同じ時期に同じような案件が出ることが多いんですけれども。「去年は、どの会社がいくらで落札したのかな?」「一昨年はいくらだったのかな?」「その前はいくらだったのかな?」と(いう場合に)過去およそ9~10年分のデータを我々は持っておりますので、企業にとってはどんな案件があるか探せるのはもちろんなんですけれども、それが過去にいくらで落札できたのかといったものも、提供しております。

それ以外にも、入札に参加するためには資格が必要になるんですけれども。その資格は、地方自治体の官公庁の情報だけをチェックしている企業だけならまだいいんですけれども、全国にサービスを提供している企業に関しましては、何千という機関の資格を持たなければいけないんです。

そして、それをだいたい3、4年おきに更新もしていかなければいけないんです。1ヶ所の自治体の更新を忘れてしまうと、企業によっては何千万円や何億円の損失になってしまうんです。なので、非常に慎重にコストをかけながら、大企業はその管理をしているんです。

そこも我々は人力を活用して、その機関の資格の更新日がいつから始まるのか、いつまでなのか。そして、それを代行するところまでを手掛ける機能を、我々は今付加しております。

この10年間で収集している案件数が、だいたい1,000万件。年間で100万件ぐらい開示されるんですけれども、落札情報に関しましては、だいたい700万~800万件のデータベースが、現在「NJSS」に蓄積されております。

これを活かしたサービス(の提供)。あるいは、入札情報をただ単に検索するのではなくて、実際に落札するまでが入札ですので、そこまでを支援できるような新しい機能を既存のお客さまに提供することで、「NJSS」をさらに伸ばしていくこと。こういったことを、1つの成長戦略として掲げさせていただいております。

成長戦略③ CGSの進化

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最後に、CGSの進化と掲げさせていただいております。我々の在宅ワーカーを活用して生まれるプロダクトで、CGSの大半は、データを収集するというものが多いです。そのデータは機械では集められず、人力でしか集められませんので、非常に手間や時間をかけた、我々しか持っていないデータになることが多いんです。

とくに「NJSS」のデータはそうでございまして、(この10年間で収集している案件数が約)1,000万件、落札情報が700万~800万件。(これほどのデータを)持っている企業は、おそらく弊社しかおりません。

この非常に付加価値の高い希少なデータに、テクノロジーを加える。例えば、700万~800万件の落札情報にAIを加えて、落札価格を予測できるような機能をつくれるんじゃないかとか。あるいは、今は位置情報なども人力で大量に獲得しておりますので、それを自動運転のデータに活用できないかとか。

そういった新しいテクノロジーを加えることで、人力でしか集められない情報に、大きな付加価値を、大きな変革を(もたらす)、革命となるような機能をつくれるんじゃないかと。

これは、現在は可能性的な位置付けになっておりますが、そういった成長戦略も我々は目指していきたいと考えて、3つ目の成長戦略に掲げさせていただいております。

成長戦略(時系列)

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この3つの成長戦略をもって、会社の成長はもちろんそうですが、我々のビジョンである「人のチカラで 世界を便利に」(を推進していきます)。

そして、在宅ワークという働き方は、今はまだまだスタンダードになっているとは言えません。在宅ワーカーになりたいと思っている人の、ごくごく一部しか、本当に収入を得ることができない。あるいは、企業も在宅ワーカーさんにお仕事をお願いしようと思ってもトラブルが起きたり、精度が低かったりする事象もまだまだございますので、ごくごく限られた一部の企業しか、在宅ワーカーさんを活用して大きな成果に繋げられていないのが現状です。

これを我々は、アルバイトや派遣という労働力と同じように、在宅ワークもスタンダードな働きにしていこうと。そのために必要な事業を、BPO、CGS、クラウドソーシング以外にも必要であれば、やっていこうと。現状は、会社の成長はCGSを伸ばすことで目指していこうという計画を立てています。

以上で、弊社の会社概要と成長戦略と、前期の決算概要のご説明とさせていただきます。ご清聴いただき、ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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