3. 日本で1日の降水量が「過去最も多かった」のは梅雨と秋雨どっち 正解者は6割

日本で観測史上、1日当たりの雨が最も多かった日は梅雨と秋雨どちらでしょう?

独自アンケート結果のグラフ

独自アンケート結果をもとに筆者作成

気象庁の「歴代全国ランキング」によると、1日の降水量の歴代ランキングは以下のとおりです。 

  1. 神奈川県(箱根)  922.5mm  2019年10月12日
  2. 高知県(魚梁瀬)  851.5mm  2011年7月19日
  3. 奈良県(日出岳)  844mm   1982年8月1日
  4. 三重県(尾鷲)   806.0mm  1968年9月26日
  5. 香川県(内海)   790mm   1976年9月11日
  6. 沖縄県(与那国島) 765.0mm  2008年9月13日
  7. 三重県(宮川)   764.0mm  2011年7月19日
  8. 愛媛県(成就社)  757mm   2005年9月6日
  9. 高知県(繁藤)   735mm   1998年9月24日
  10. 徳島県(剣山)   726.0mm  1976年9月11日

2019年10月12日に台風19号の影響を受けて神奈川県で観測された数値が最も高く、日本で1日の降水量が「過去最も多かった」のは「秋雨」と正解できた人は64.5%という結果になりました。

また、日降水量のトップ10を見ると、9月・10月の観測が7つと秋雨の雨量のすごさを物語っています。

4. 最大1時間降水量は梅雨と秋雨、同量でNo.1に。最新データで見る水害被害額はいくら?

「1時間」の降水量も見てみると、梅雨(1982年7月23日・長崎県)と秋雨(1999年10月27日・千葉県)が同量(153mm)でトップの降水量でした。

また、国土交通省「令和3年の水害被害額(確報値)」によると、2021年の水害被害額は全国で約3600億円に達しました。

5. まとめにかえて

今回の独自調査の結果では、日本で1日の降水量が「過去最も多かった」都道府県について約6割の人が正解しました。

読者の皆さんはいかがでしょうか。

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  • 今回のアンケート実施期間:2024年6月15日~17日
  • 今回のアンケート回答者数:31名

参考資料

LIMO編集部