3. 年金をもらうには手続きが必要!「年金請求書」とは
ここからは年金請求書について解説していきます。
まず、「65歳の誕生日」の約3カ月前に日本年金機構から「年金請求書」郵送されます。
請求書には、住所や氏名、これまでの加入実績などが記載されているため、漏れや間違いがないか確認しましょう。
内容が問題ないことを確認したのち、必要事項を記載して郵送、もしくは窓口にて提出します。
なお、2024年6月3日から「老齢年金請求書にかかる電子申請サービス」が開始しました。
これにより、約15分程度で申請が完了できるようになっています。
3.1 スマートフォンで老齢年金の請求手続きができる対象者
「老齢年金請求書」を電子申請により提出できるのは一定の条件を満たす方のみで、対象者には年金請求書に「電子申請のご案内リーフレット」が同封されています。
以下に該当する方は対象外になるため注意しましょう。
- 「公金受取口座」以外の口座で年金の受け取りを希望する方
- 配偶者または18歳未満の子がいる方
- 住民票住所と異なる住所を通知書等の送付先とする方
- 成年後見人等が本人に代わって請求する方
- すでに他の年金を受け取っている方
- 年金を本来より早く受け取ること(繰上げ請求)を希望する方
- 年金を本来より遅く受け取ること(繰下げ請求)を希望する方
紙の請求書を提出する場合、提出先や郵送先は以下の通りです。
3.2 年金請求書の提出先や郵送先
- 年金事務所へ郵送
- 年金事務所や「街角の年金相談センター」の窓口に提出
年金請求書に不備がない場合、提出から約1~2カ月後に「年金証書・年金決定通知書」が送られてきます。
「年金証書・年金決定通知書」が届いてから1~2カ月後に、年金のお支払いのご案内(年金振込通知書・年金支払通知書または年金送金通知書)が届き、晴れて年金の受け取りが始まります。