1.2 「夏ボーナスに賃上げの機運を感じている」人は全体で4割未満
では、どの程度の人が夏ボーナスに「賃上げ」の機運を感じているのでしょうか。
全体で、6割の人が「感じていない」と答えました。
特に、役職のない若手は7割を超える人が「機運を感じていない」ことが見て取れます。
一方で、課長クラスでは半分以上の人が「機運を感じている」ことから、役職間でのギャップが見受けられます。
実際、人々が夏の賞与に納得感を持てないのはなぜなのでしょうか。
1.3 夏の賞与に納得感を持てない理由は?実際の声を紹介
アンケートの結果から一部抜き出して紹介します。
「評価制度がなく、一律の金額であるため」(女性/30歳代/係長・主任・職長クラス)
「賞与は評価が反映されるが、評価が好き嫌いでつけられており、実際の業績ではないので納得感がない」(男性/50歳代/課長クラス)」
「業績の上り幅に対して賞与の額が変わらなかった」(男性/20歳代/役職なし)
他の解答もあわせてみると、大きく分けて「評価制度や決定の仕組みが不透明」「そもそも給与が安い」の2つになるようです。
不透明な評価制度のもとでは、自分自身の出した結果が認められていないようにも感じられるかもしれません。そのなかで納得感を得て働くことは難しいですね。
次の章では、賞与から更に広く視点を写し、理想の20代の年収や平均年収を紹介します。