2. 4つの県の硬式部員数を比較すると…

日本高等学校野球連盟が公表している令和5年度のデータによると、日本で2番目に硬式部員数が多いのは、愛知県です。気になる部員数は6930人で、加盟校数は185。

3番目に多いのは、神奈川県の6206人。4番目は大阪府の5933人、選択肢にあった北海道は8番目の5328人でした。

愛知県は全国屈指の高校野球激戦区として知られ、「私学4強」と呼ばれる中京大中京、東邦、享栄、愛工大名電を中心に毎年熱い戦いを繰り広げています。

最近では2009年に中京大中京が夏の甲子園で優勝、2019年に東邦がセンバツで優勝を果たしています。

ちなみに、令和5年度の全国の硬式部員数合計は12万8357人。統計データが残っている昭和57年以降の部員数を見てみると、これまでで1番部員数が多かったのは2014年(平成26年)の17万312人でした。

硬式部員数ランキングTOP10を見てみると…

硬式部員数ランキング

出所:日本高等学校野球連盟「令和5年(2023年)度 加盟校部員数・硬式」を参考に筆者作成

3. 日本高等学校野球連盟の事業収益を紹介

ここからは、日本高等学校野球連盟、通称高野連について紹介します。

高野連は高校野球の健全な発達に寄与することを目的として設立された公益財団法人。

夏の全国高等学校野球選手権大会、春の選抜高等学校野球大会、8月の全国高等学校軟式野球選手権大会などを主催しています。

高野連が公開している決算報告書によると、2023年度の事業収益は16億5341万円。そのうち入場料収益が14億9752万円と大部分を占め、協力金収益が 8500万円、 配布品収益が1882万円でした。

いかがでしょうか。今回は日本高等学校野球連盟に登録されている硬式部員数について紹介しました。

3.1 調査概要

調査日:2024年6月3日
調査人数:200人(全国の10~60代)

参考資料

小野田 裕太