3. 注文住宅で後悔したポイント3:2階の和室が不要だった

注文住宅で後悔したポイント3:2階の和室が不要だった

和室の写真

Torsakarin/istockphoto.com

「2階の部屋のひとつを和室にしたが、布団では眠りづらく、結局畳の上にシートを敷いてベッドで寝ている」

和室には畳の「い草」によるリラックス効果や漆喰、砂壁等による調湿効果が期待できるため、日本人なら和室を作っておきたいと考える人も多いです。

メリットも多い一方で、畳は家具の重みで跡がつきやすく、ダニやカビの温床になりやすいといったデメリットもあります。

また布団を敷いて寝る場合には布団を片付ければ部屋を広く使えるのがメリットですが、ベッドで寝るならメリットは半減してしまいます。

これらのことを事前によく理解した上で、和室を設けるべきかどうか考えるべきでしょう。

4. 注文住宅で後悔したポイント4:2階のベランダのサイズを見誤った

「2階にベランダを作ったが、サイズが中途半端で使いにくい」

ベランダは単に洗濯物を干す場所というほかに、子供の遊び場、家族団らんの場所、ガーデニングを行う場所などの用途があります。

また、1階と2階では同じサイズでも目線の高さの違いから、サイズ感をイメージしにくいこともあります。

ハウスメーカーの担当者や設計士との打ち合わせの中で、平均的なサイズ感や、使用用途に応じたサイズ感を聞いておき、すり合わせておくとよいでしょう。

5. 注文住宅で後悔したポイント5:キッチンの壁材選び

「キッチンの油跳ねする部分の壁は、タイルなどの掃除しやすい素材にすれば良かったです…」

キッチンの壁材として使われる素材には、燃えにくいことや水に強いことが必要になりますが、汚れの付きやすいコンロ周りでは、さらに手入れがしやすいことが求められます。

これらの条件を全て満たすものには、タイルや不燃化粧板・ステンレス・ホーローなどのキッチンパネルと呼ばれている建材があります。

タイルは目地が汚れやすいので、掃除のしやすさを最優先するのであればキッチンパネルがおすすめです。

次章からは、注文住宅で「満足しているポイント」についてご紹介します。

住宅の専門家である筆者の経験から、さまざまなアドバイスを交えて解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。