2. 毎年6月に送付される「年金振込通知書」とは?
「年金振込通知書」は、毎年6月に金融機関等の口座振込で年金を受け取っている人に対して、6月から翌年4月(2カ月に1回)まで毎回支払われる金額を知らせるものです。
年金の受給がスタートしていない人については、誕生月に「ねんきん定期便」が送られます。ただし「ねんきん定期便」の金額はあくまで額面であり、実際に振り込まれる金額とは異なります。
年金支払い額や受取金融機関に変更があった場合には、その都度お知らせがあります。
年金振込通知書には天引き額が記載されており、年金受給者は実際の手取り額を把握できます。
3. 「年金振込通知書」の見方を解説
毎年6月に送付される「年金振込通知書」に記載される、確認ポイントは以下の通りです。
3.1 年金振込通知書に記載されている「確認しておくべきポイント」
- 年金支払額(天引き前の額面の金額)
- 介護保険料額
- 後期高齢者医療保険料、国民健康保険料(税)※天引き対象でない場合は記載されません
- 所得税額および復興特別所得税額
- 個人住民税額
- 控除後振込額(天引き後の手取り額)
年金から天引きされる税金や社会保険料は、受給者の所得や居住地域などによって異なります。
次の章から、参考として65歳以上世帯における具体的な天引き額を確認してみましょう。