【厚生年金】月15万円もらえるはずが「予想外の振込額」にガッカリ。その理由は？【6月ベストセレクション】 大切な老後資金。制度や仕組みを理解して備えよう。

2.【厚生年金】受給額「月15万円超（額面）」のシニアはどれくらいいるのか

厚生労働省の「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、いまのシニア世代の厚生年金の平均年金月額について細かく確認していきましょう。

2.1【厚生年金】男女別の平均年金月額

• 〈男性〉平均年金月額：16万3380円
• 〈女性〉平均年金月額：10万4686円

※国民年金部分を含む

平均月額の男女差は約6万円です。男性のボリュームゾーンは「17万円以上～18万円未満」、女性のボリュームゾーンは「9万円以上～10万円未満」でした。

先述した通り、厚生年金の場合は現役時代の年収や、厚生年金に加入して働いていた期間の長さが老後の年金額に影響します。

女性については、育児や子育て、介護などで働き方が変わることが多い傾向にあるため、受給額において大きな男女差が生じていると考えられます。次に、月額どれくらいの厚生年金を受け取っている人が多いのか。男女合計の平均月額を1万円刻みで確認していきましょう。