炭酸水で割ってドリンクを楽しむ人が増えています。大手飲料メーカーのサントリーも同分野に注力しており、2024年5月28日にはサントリー食品インターナショナル株式会社から泡にこだわった強炭酸「サントリー天然水 SPARKLING」を発売しました。税別希望小売価格は500mlが120円、1050mlが180円。
1. 【泡が凄い!サントリーの新しい強炭酸】コロナをきっかけに市場が拡大
炭酸水はコロナ禍の家中需要を受けて市場が拡大、現在では定着しつつあります。特に用途として増えているのが、炭酸水で「割って飲む」スタイルです。ソフトドリンクでもアルコールでも、さまざまなバリエーションを楽しむことができるため、人気を集めています。
サントリーの調査によると、ユーザーが割材に求めている2大要素は「価格」と「炭酸の強さ」。コスパよく、刺激の強いドリンクを飲みたいというニーズが高いようです。ただ飲料メーカーとして課題となっているのが、ユーザーは「炭酸水はどれも一緒」と考えていることです。
同社は各社から多数販売されている炭酸水の中で差別化するためのポイントを模索し、今回の「泡」にこだわった「サントリー天然水 SPARKLING」を開発するに至りました。
2. 【泡が凄い!サントリーの新しい強炭酸】どんな「泡」にこだわった?
では、一体どのように「泡」にこだわったのでしょうか。キーワードとなるのは「高密度・強刺激」です。ガス圧が高いだけだと刺激は舌先だけにとどまりますが、新商品ではミネラルを強化し、喉まで炭酸の刺激が持続するようにしました。泡が高密度なので氷を入れても刺激がへたらず、香りやコクが際立つのもポイントです。
3月26日に先行販売した業務用はすでに高い評価を得ており、調査したバーテンダーのうち、約9割が泡の細かさを実感しているとのこと。販売も前年比約2倍と好調に推移しています。
3. 【泡が凄い!サントリーの新しい強炭酸】従来品と飲み比べ!違いは?
5月27日に開催された新商品の試飲体験会では、従来品の「THE STRONG 天然水スパークリング」との飲み比べが行われたので、記者が感じた違いをレポートしたいと思います。炭酸水そのまま、POPメロンソーダで割ったもの、JIM BEAMで割ったもの、3パターンをそれぞれ試飲しました。
まずは、炭酸そのまま。どちらも無色透明ということもあり、見た目に大きな違いはありません。またTHE STRONG 天然水スパークリングも強炭酸なので、そこまで「強さ」が異なるという印象は持ちませんでした。ただ、持続力という点は説明の通りで、サントリー天然水 SPARKLINGの方が刺激が口全体に長く残りました。
氷を入れたPOPメロンソーダで割ったものとJIM BEAMで割ったものは、より炭酸の持続力を感じることができました。時間が経過しても炭酸があまり薄まらず、割ったばかりの強い刺激を味わい続けることができます。また、飲み終えたあとの香りとコクの余韻がしっかりと残る点も従来品と異なるポイントでした。
同社は今回の新商品をサントリー食品インターナショナルが取り扱う清涼飲料水だけでなく、サントリーホールディングスの管轄である酒類でも積極的に訴求していくとのこと。暑さが増してくるこれからのシーズン、サントリー天然水 SPARKLINGが活躍するシチュエーションは多くありそうです。
参考資料
- サントリー食品インターナショナル株式会社
- サントリー食品インターナショナル株式会社リリース「高密度×強刺激設計で、そのまま飲んでも、割材としても喉で感じる爽快な強炭酸!「サントリー天然水 SPARKLING」新発売
大蔵 大輔