将来に向けた対策を
今回は年金から天引きされるお金について見ていきました。
所得税、住民税ともに税を通じて公共サービス、公共施設の利用ができるため、税金は人が社会の中で生活する「社会参加のための会費」と考えられますね。
そして社会保険料は「保険給付を受けるために」納めているため、病気や怪我になった時でも一定は安心です。社会保険があるからこそ誰でも大きなお金がかかる心配をせずに、治療が受けることができ、介護の負担を抑えることができるようになりました。
ただし、どれも生きていくことへの最低限の保障となります。暮らし方、お金のつかい方、健康状態など、どれをとっても人それぞれ違いがありますね。
これからのライフプランを考え、現役時代の収入と将来の年金の収入の差を早く知り、自身の生活水準では老後資金が不足しそうだと感じる場合には資産形成が必要となります。
つみたてNISAやiDeCoの制度、資産運用の方法はいろんな選択肢があります。自身のライフプランに合う選択肢を見つけて、いち早く始めていきましょう。
参考記事
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「第8期計画期間における介護保険の第1号保険料について」
- 総務省「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支」
齋藤 英里奈