2. 植えたい場所に適したバラの選び方

2.1 玄関まわり

玄関まわりにおすすめのバラって、どんなバラ?

木製のドアの左に、バラが植えられている。花の色は赤色。

Anna Bogush/shutterstock.com

玄関は「家の顔」であり、家の第一印象が決まる場所。長い期間咲き続ける四季咲きで、色鮮やかで華やかなバラを飾りたいものです。

人通りがあることを考えて、比較的コンパクトな樹形の品種がオススメ。土がなくても鉢植えにしておけば栽培でき、季節ごとに入れ替える楽しみも味わえます。

2.2 リビング前

リビング前は室内でくつろいでいるときもバラを眺められる最高の場所。窓を開けるとバラのかぐわしい香りが楽しめるように、香りの強い品種を植えましょう。

多少病気にかかりやすい品種でも、リビング前なら気が付きやすいので大丈夫。日当たりがよすぎて夏越しが心配なときは、できるだけ耐暑性のあるバラを選ぶと安心です。

2.3 家の周囲

家の周囲を「バラで目隠し」なんてできたらとってもオシャレ!

洋風の白い小さな門の左右にピンク色のバラが植えられている。

Jorge Salcedo/shutterstock.com

庭だけでなく家の周囲にもバラが咲いていると、道行く人にも見てもらえます。フェンスがあればつるバラをからませるとよいでしょう。

美しい花や緑の葉に視線が集まるので、外からの目隠しとしても効果的。家の前を通る人の安全を考慮して、枝が伸びすぎずトゲの少ない品種が適しています。

2.4 壁際

壁一面にバラが咲いていると庭に立体感が生まれ、遠くからでも華やかさが際立ちます。2階に届きそうな勢いでバラが咲き広がるように、ツルが長く伸びる品種を選びましょう。

高い位置まで伸びたバラをお手入れするのは大変です。手間をかけなくても旺盛に生育する強健な品種を選ぶと、お手入れが楽ちんになります。

2.5 ベランダ

ベランダガーデンに適したバラ選びのポイントは?

白色のバラが植えられている。

Oishiki/shutterstock.com

東や西向きのベランダや高い腰壁で囲われたベランダでは、庭より日照不足になりがち。そこで光が十分当たらない半日陰でも育つ品種がオススメです。

花弁の数が少なめで花が小さいバラを選ぶと、風で大量の花弁が近隣に舞い飛ぶ心配もありません。