金融機関等への口座振込で年金をもらう人は、毎年6月に「年金振込通知書」が届きます。
では、もらった年金振込通知書はどのように見ればいいのでしょうか。
本記事では、6月に届く年金振込通知書の正しい見方と「厚生年金・国民年金」から天引きされる4つのお金を紹介します。
年金を額面月15万円もらう人の手取り額もシミュレーションするので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 6月に届く「年金振込通知書」の正しい見方と天引きされる4つのお金とは
さっそく、6月に届く年金振込通知書の見方を確認しましょう。
年金振込通知書は、6月から翌年4月までに支払われる年金額の詳細を記したものです。年金の額面支給額と、そこから天引きされる税金・社会保険料の明細が記載されています。
また、年金は2か月に1回振り込まれるため、年金振込通知書に記載されている金額は年金2か月分です。
見方としては、「年金支給額」に額面が記載されていて、その下に天引きされる社会保険料と税金の内訳、「控除後振込額」に実際に振り込まれる手取り金額が記されています。
年金から天引きされる社会保険料と税金は以下のとおりです。
1.1 年金から天引きされる4つのお金
- 介護保険料
- 後期高齢者医療保険料、国民健康保険料
- 所得税額(復興特別所得税含む)
- 個人住民税額
年金振込通知書を見ることで、これらのお金がいくら天引きされているのかを確認できます。
ここまでで、年金から天引きされるお金の種類を確認しましたが、税金と社会保険料は実際いくらかかるのでしょうか。
次章でシミュレーションしていきます。