3. 貯蓄ができない理由とは?
少し古いアンケートになりますが、株式会社タンタカは過去に、貯金が10万円以下の独身男女487名にアンケート調査を実施しました。
その結果、貯蓄ができない理由として最も回答率の高かった項目は「給料が少なすぎる」となっています。
一方で「欲しいものをすぐ買ってしまう」「いつの間にかお金が無くなっている」「スマホ代が高すぎる」といった項目も挙げられています。
不要な支出を見直して、少しでも貯蓄に回せる工夫が必要になるでしょう。
しかし、実際に支出を減らして貯蓄できる金額を増やしても、老後を安心して過ごすには効率的に増やす必要があります。
では、貯蓄を効果的に増やすポイントについて確認しましょう。
4. 効果的な貯蓄ポイント3選
貯蓄を効果的に増やすためには、以下のポイントを踏まえましょう。
- 先取り貯蓄をする
- 固定費を見直す
- 不要な支出を減らす
それぞれのポイントについて確認しましょう。
4.1 先取り貯蓄をする
先取り貯蓄とは、毎月の収入から先に一定の割合を貯蓄に回す貯蓄方法です。
先取り貯蓄をすれば、残ったお金で生活をやり繰りする必要があるので、不要な支出を見直せるきっかけになるでしょう。
4.2 固定費を見直す
固定費を見直すのも効果的に貯蓄するためのポイントです。
固定費の見直しとは、家賃やスマホ代といった定期的にかかる費用を見直して支出額を削減します。
家賃は手取り収入の3分の1が目安です。
スマホ代や有料動画サービスなどを見直して、貯蓄に回せるお金を捻出すると良いでしょう。
4.3 不要な支出を減らす
最後に、不要な支出を減らします。
ギャンブルやゲームへの課金といった「浪費」にあたる項目を減らせば、貯蓄や投資に回す金額が多くなるでしょう。
そのため、不要な支出があれば減らすように工夫してください。
5. まとめにかえて
40歳代と50歳代が手取りから貯蓄に回す割合は、平均14%でした。
全く貯蓄に回す余裕がない世帯も多く、実際に貯蓄の中央値は100万円未満となっています。
貯蓄ができない理由は人それぞれですが、今回紹介した効果的な貯蓄ポイント3選を参考に、まずは不要な支出の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
川辺 拓也