LIMOが2023年05月にお届けした記事から、注目の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2023年05月31日)

6月は梅雨になるとシトシトと長雨が続きます。せっかく咲いた花も雨に濡れると傷みがちになり、気温の上昇で蒸れを起こすことも。

植物にとって快適とは言えないシーズンをうまく乗り越えられるように、6月の草花やバラのお手入れポイントを紹介します。

梅雨の雨にも負けずキレイに咲く草花も見ていきましょう。

【6月の草花】梅雨のお手入れ6つのポイント

ポイントその1. 花ガラ摘み

花ガラの除去

花ガラの除去画像

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5月に満開を迎えた花はそろそろ終焉の時。咲き終わった花はいつまでも残さず、早めに切り取りましょう。

枯れた花をそのままにしておくと見た目を損なうだけでなく、雨に濡れて腐り病気の発生源にもなりかねません。

ポイントその2. 草抜き

高温多湿の環境下でも、性質が強い雑草はたくましく繁殖。雨でしばらく庭に出ない間に、地面を覆い尽くすほど生え広がってしまいます。

雑草が生えていると地表がなかなか乾かず、蒸れを引き起こす原因に。梅雨の晴れ間を狙って草をこまめに抜いておきましょう。

ポイントその3. マルチング

植物の根元を守るマルチング

根元を守るマルチングの画像

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雨で土が跳ね上がって付着すると、葉や花が傷んでしまいます。あらかじめ株元に腐葉土やバークチップを敷いてマルチングしておくと、泥ハネ防止に効果的です。

マルチングは雑草の繁殖も防いでくれます。

ポイントその4. 支柱立て

茎が細く背の高い植物は、雨で倒れたり茎が途中で折れたりすることがあるので、支柱を立てて支えてあげると安心です。移動できる鉢植えは、雨の日には軒下などに移動するとよいでしょう。

ポイントその5. 切り戻しと葉の間引き

枝を短く切り戻し

葉の間引きの画像

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長雨で枝が倒れたり折れたりしないように、梅雨前には短く切り戻しておくのがオススメ。
たくさん茂って重なり合った葉があると風通しも悪くなります。

奥のほうや地面近くに生えている葉は、適度に間引きして蒸れを防ぎましょう。

ポイントその6. 挿し木

6月は適度な湿度と高過ぎない気温で、挿し木に最適な季節。切り戻しした枝を利用して挿し木してみましょう。

あくまでも挿し木は個人で楽しむ範囲に。お気に入りの植物が枯れてしまったり、翌年に株を更新したりするためのストックとして使いましょう。