トヨタ「ランクル300」注文再開に向けて月々の返済額をシミュレーション！ 「フルローン・頭金あり＆残金ローン・残クレ」

3. 「マイカーローン」・「残クレ」シミュレーション

ここからはローンを利用してランクル300を購入する場合の、返済額シミュレーションを行います。

「頭金なしのフルローン」・「頭金あり＆残金ローン」・「残クレ（残価設定型クレジット）」の3パターンでシミュレーションしていきます。

《シミュレーション条件》残クレを除く

• ランクル300 3.5L ガソリン AX：550万円
• 返済期間：10年間
• ボーナス返済：なし
• 借入金利：1.5％と2.45％で比較

3.1 「頭金なしのフルローン」

では、ランクル300を購入する場合、月々の返済額はいくらになるか。シミュレーションしていきます。

借入金利1.5％の場合、月々の返済額は4万9385円、支払総額は592万6200円です。借入金利が2.45％の場合は、月々の返済額が5万1723円、支払総額は620万6760円。

金利が約1％異なれば、月々2038円、支払総額では28万560円もの差が生じることになります。

ちなみに、ランクル300を頭金なしのフルローンで購入する場合、「借入額550万円」の審査に通過しなければいけません。

先述したとおり、マイカーローンの借入可能額の上限は一般的に年収の半分が目安となります。

車両価格550万円のランクル300をフルローンで購入するには、年収1100万円以上が必要だという点にご留意ください。

※借入についてはご利用の金融機関やディーラー、販売店等にご相談ください。

3.2 「頭金あり＆残金ローン」

次に、頭金を100万円・200万円・300万円入れて残金を借入する場合をシミュレーションしてみましょう。

頭金を100万円入れた場合

【頭金100万円・借入額450万円】

頭金を100万円入れて、残りの450万円でローンを組むケースでは、借入金利1.5％なら、月々の返済額は4万406円、支払総額は484万8720円です。借入金利が2.45％の場合は、月々の返済額が4万2319円、支払総額は507万8280円です。

頭金を200万円入れた場合

【頭金200万円・借入額350万円】

頭金を200万円入れて、残りの350万円でローンを組むケースでは、借入金利1.5％なら、月々の返済額は3万1427円、支払総額は377万1240円です。借入金利が2.45％の場合は、月々の返済額が3万2915円、支払総額は394万9800円です。

頭金を300万円入れた場合

マイカーローンシミュレーション

【頭金300万円・借入額250万円】

頭金を300万円入れて、残りの250万円でローンを組むケースでは、借入金利1.5％なら、月々の返済額は2万2448円、支払総額は269万3760円です。借入金利が2.45％の場合は、月々の返済額が2万3511円、支払総額は282万1320円です。

3.3 「残クレ（残価設定型クレジット）」

最後に、残クレ（残価設定型クレジット）を利用してランクル300を購入する場合の月々の返済額を下記の条件でシミュレーションします。

《シミュレーション条件》

• ランクル300 3.5L ガソリン AX：550万円（残価300万円）
• 借入金利：3.0％と5.0％で比較
• 借入期間：3年
• ボーナス返済：なし

残価300万円の場合

残クレでは契約時に設定された残価300万円を3年後まで据え置き、3年間で残りの250万円分の返済を行います。借入金利3.0％なら、月々の返済額は8万2393円 、月払い分の支払総額は288万3755円、残価設定額を合わせた総支払額は588万3755円です。

借入金利が5.0％の場合は、月々の返済額が8万9743円、支払総額は314万1005円、残価設定額を合わせた総支払額は614万1005円です。

残クレはマイカーローンと比べると金利が高い分、月々の返済負担が大きくなります。ただし、3年後、ランクル300をディーラーに返却すれば残価を支払う必要はありません。

4. まとめにかえて

本記事では、トヨタのランドクルーザーシリーズ「ランクル300」購入に向けた返済シミュレーションを行いました。
頭金の有無、金額などにより最適な購入方法は人によって異なります。

車好きの人にとって、一目惚れした車に乗りたい衝動をおさえるのは簡単なことではないかもしれません。

しかし、現金一括購入でない限り、借入を行うことになります。金利によりその額は異なりますが、月々の返済が発生します。

無理をしてランクル300を購入することで、家計が圧迫されるのは避けたいもの。車は維持費がかかります。費用は月々の返済額だけではないことも考慮して、慎重に購入を検討しましょう。

参考資料

• 株式会社トヨタ自動車「ランドクルーザー”300”」

和田 直子