2018年4月20日に行われた、株式会社ヤマザワ2018年2月期決算説明会の内容を書き起こしでお届けします。

スピーカー:株式会社ヤマザワ 代表取締役社長 古山利昭 氏

会社概要

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古山利昭氏(以下、古山):みなさま、おはようございます。当社の平成30年2月期決算説明会にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。古山でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

早速ですけれども、(2018年)4月12日に開示した決算内容、今後について説明したいと思います。今日の話の流れなんですけれども、まずヤマザワグループの概要、それから30年2月期の決算概要の分析、あとは来期の考え方、それから最後に通期の見通しという流れで説明したいと思っております。

まずはグループの概要でございます。プロフィールは記載のとおりでございますので、ご覧いただければと思います。

沿革

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また次のページには、会社の沿革を掲載しおりますので参考にしていただければと思います。

ヤマザワグループ

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スライド番号5番のページを出していただければと思います。

ヤマザワグループは毎日の生活に必要な商品を、新鮮でおいしく、安く提供することによって生活を豊かにし、社会に貢献する、そういった経営理念のもとで経営しています。

株式会社ヤマザワの子会社として、ドラッグストアと調剤薬局をやっております株式会社ヤマザワ薬品、それから、秋田県横手市にございます食品スーパーマーケットを9店舗運営するのヨネヤ商事株式会社、豆腐・納豆・ラーメン・牛乳といった一般食品や弁当・おにぎり・煮物などの総菜を製造する食品工場である株式会社サンコー食品、こちらの4社の連結で運営しております。

ヤマザワは食品スーパーマーケットとしまして、山形県に43店舗、宮城県に24店舗、合計67店舗で展開しています。スーパーマーケット事業としましては、よねや商事(の運営店舗)も含めまして76店舗になっております。

今期の総括

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平成30年2月期の決算概要でございます。スライド番号で7ページをご覧になっていただきたいと思います。まずはじめに当社の総括です。

環境の変化はすごく大きくなっていますけれども、外部環境としては業種・業態を超えた競争が激化したなと、改めてそういう年でした。またお客様の節約志向がますます高まってきている一方で、上質品も買っていただけるところから、消費の二極化、両極化が更に広がった年だったと思います。また山形県で人口が減少している、とくに働き手の人口が減少しているといったことがあります。

内部環境としましては競争、競合が激しくなる中、客数減が浮き彫りになった年だと思います。

また仕入れの価格の上昇、人手不足、採用難といったところが大きな負担になったと思います。

平成30年2月期 決算ハイライト①

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次のページ、決算のハイライトということで、連結の損益管理表の数字を申し上げます。

売上高は1,143億円で前年比100.1パーセント、売上総利益は318億円で前年比100.7パーセント、販売費および一般管理費が307億円で前年比102.1パーセント、経常利益が12億3,000万円で前年比で75.7パーセント、最終当期純利益が1,361億円で前年比28.5パーセントと、微増収、大幅減収というかたちになりました。

とくに人件費のところは、経費の中でも少々枠が大きくて、最終的に経常利益を圧迫してしまったというようなところでございます。

当期純利益が前年比で28.5パーセントなのですが、前年29年2月期の決算で特別利益というかたちで固定資産売却益があった、そちらの方が影響していると考えております。

この中で設備投資は40億円というかたちになりますけれども、そのうち新店あるいは改装店など建物にかけたのが約30億円です。減価償却は25億円です。

平成30年2月期 決算ハイライト②

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スライド番号で9ページをご覧いただきたいと思います。当グループの各社別の損益の状況を分けて記載しております。

サンコー食品という食品工場を除いた販売3社についてお伝えします。スーパーヤマザワにおきましては次のページで詳しく述べております。

ヤマザワ薬品、こちらはドラッグストアと調剤薬局ということで申し上げたとおり、ドラッグストアにおきましては新店は2店舗ということでドラッグストアでは(前期比)102パーセント、調剤薬局では前年比で101パーセント、売上高におきましては全体で102.1パーセントというかたちになっています。

いろんなドラッグストアが出店する中、とくに「ウエルシア」さん、こちらの出店が増えております。そんな中でも安さと品揃えを強化して増収していきたいと思います。人件費も高止まりしていますけれども、改装を含めた経費を圧縮したということで結果的に増益になっております。

ヨネヤ商事におきましては、売上高は(前期比)101.2パーセント、またポイントセールの強化、また電子マネーによるチャージキャンペーンの実施等によりお客様の囲い込みが成功しており、そういうことで増収というかたちになっております。

また、ロス対策に力を入れ利益率が改善しております。結果的に、経常利益が大幅改善というかたちになっております。

単体:決算概要

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ここから10ページ以降は、スーパーヤマザワ単体で説明します。

売上高が前期比で99.2パーセント、売上総利益は前年比で100.1パーセント、販売費及び一般管理費は102.7パーセント、経常利益は66.0パーセント、当期純利益は19.5パーセントというかたちになっております。減収減益というかたちになっております。若干の利益率、粗利率の改善に努めてまいりましたけども、最終的には売上総利益は微増になっております。連結の部分で申し上げた通り、中でも人件費の増加が主な要因になっております。

単体:売上 前期比推移

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ここからは、ヤマザワの売上高の分析でご説明します。

売上の前期比の推移でございます。(スライドの)赤い線が当社の売上高の前期比の推移です。青い線がチェーンストア協会の売上高の前期比でございます。

これで見ますと、ほぼ(2017年)11月まではチェーンストア協会並みの売上高の推移していたなと思っております。12月以降、大きく落ち込んでいます。営業活動の中でどうだったかと言うと、このあたりから各社、チラシをずいぶん強化したなと思っております。後ほど述べますけれど、いちばんの競争相手であるヨークベニマルさんのチラシ攻勢が強まった年ではなかったかなと思っています。

単体:既存店 売上 県別 前期比

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既存店の売上高を県別で前期比で見てみました。(スライドの)青いグラフが山形県、赤いグラフが宮城県です。山形県よりも、宮城県の落ち込みが大きい状況でございました。

単体:既存店 売上・客数・客単価 前期比

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次の13ページです。(スライドの)真ん中の青い部分が売上高で、緑が客単価、(赤が)客数です。売上高は客単価と客数に分けて、ご説明します。

売上の大きな要因は客数の減少にございました。年間を通しまして、客数の前期比は96.1パーセントで、大きく落としてしまったなと思ってございます。(その原因は)全体的には競争・競合です。

売上が跳ね上がったところでいきますと、4月です。当社は日曜日の売上が非常に大きく、(4月は)日曜日が1回多かったという要因もあるかと思います。しかしながら、6月以降を境に大きく落とすかたちになっております。6月にどんなことがあったかと言うと、酒税法改正があったのかと(思います)。

また、先ほど申しましたように2月あたりからの曜日まわりもあったのかなと(思います)。(2017年)12月31日は日曜日で、12月は日曜日が1回多かったんですけども、いちばん稼ぎ時の年末が日曜日に重なってしまいました。実質的に日曜減という中で、また他社さまも非常にチラシがよくできていたというのがあると思っています。そんな中で1月2月はポイントセールの強化をやってまいりましたけども、結果的に大きくここで落としてしまったというのがございます。

単体:既存店 客数 県別 前期比

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既存店の客数につきまして、14ページご覧いただきたいと思います。

既存店の客数を県別に見てみました。山形県・宮城県ともに同じような傾向だったということでございます。

実は1月2月のような数字は、実は3月にも続いていたんですけども、4月に入って若干持ち直してきています。現在の96パーセントぐらいで客数が推移しています。

単体:商品別売上・売上総利益

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15ページからは、商品別の売上、売上総利益、利益のところを記載したものです。

生鮮食品につきましては、30年2月期は売上高で(前期比)100.6パーセント、利益率で26.4パーセントで、利益率で若干落としてしまったところがございます。とくに生鮮の中でも、青果・野菜が相場高に推移したことはプラス要因でした。ただ一方で、鮮魚・精肉で大きく落としてしまったということがございます。旬魚であるブリですとか、鯛、シャケ、カツオ、イカといったところが非常に不漁で、なかなか高値に推移してしまいました。原料高で推移してしまったなということで、とくに精肉の中でも豚肉の相場が非常に高かったこともありまして、利益率で若干落としてしまったという要因がございます。

日配は記載の通りです。加工食品は前期の利益(率)が20.1パーセントだったところ、今期は20.6パーセントと、0.5ポイント上昇になっています。主な要因としましては6月以降の酒税法改正が大きくて、とくにビールの実質値上げということをせざるを得なかった状況がございます。ここで利益率を大きく改善しているところです。

単体:粗利益率・値下率 前期差推移

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16ページでございます。全店の粗利率の状況についてご説明いたします。

前期と比較しています。(スライドの)青いグラフが粗利率の推移になっております。赤いグラフは販促値下げで、チラシ・販促でどれだけの値下げ、低価格を行ったかというところです。

ポイントは、6月と8月にあったかなと思っています。6月は先ほど申しましたように、酒税法改正がありました。原価上昇と言いますか、販促を抑制したこともあって、結果的に粗利は残っているんですけれども、販売価格に関しましては、競合店よりだいぶ高かったかなと考えております。

とくに、お酒に関しましてはよく比較される某A社さんの「スーパードライ」という商品があるわけですけど、こちらの6缶パックで、これが酒税法改正前はだいたい1,058円で販売しておりました。6月以降は1,058円から1,198円。1,200円ぐらいを付けざるを得なかったという状況です。その後、いろんな調整もしまして、現在は1,098円で売っています。ちょっと他社さんよりも高い値で販売せざるを得ない状況になっているかなと思います。

とくに痛手だったのが8月、とくに山形・仙台・宮城です。とくに宮城は36日間連続の雨や低温が続き、記録的な天候不順でした。加えて、先ほど申した精肉と鮮魚の相場高で、8月のお盆の時期になかなか稼げなかったところがございます。大きな要因はそのようなところです。

単体:販売管理費

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17ページをご覧いただきたいと思います。ここはヤマザワの経費のところでございます。

販売管理費合計としましては、前期比で102.7パーセントで、その大きな要因は人件費の増加にございました。人件費は(前期比で)104.8パーセント、実額に見ますと、だいたい5億円ほど上回っています。パート・アルバイトの時給改定で、引き上げが大きな要因になってございます。

結果的にこういった要因で最終的に経常利益を押し下げたというかたちになっております。

単体:新規出店

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18ページをご覧いただきたいと思います。

この期は新規に店舗を出店いたしましたのは、山形県村山市のスーパーマーケットで1店舗ございました。(同市には)すでに1店舗あるんですけれども、2店舗目の出店でございます。昨年(2017年)の4月5日にオープンしております。

スーパーマーケットとすると少し小型の388坪ですけれども、ドラッグヤマザワを併設するかたちで売場をつくっております。こちらは国道13号線沿いにありまして、来年には東北中央自動車道が開通するということで、少し行ったところに村山インターチェンジもでき、そういった立地にオープンしてございます。今期は年商12億円を見込んでおりますけれども、だいたいこれに近いところで推移しているかなと思っております。

単体:建替・改装

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19ページは建替・改装です。(スライドを指しながら)こういったところに投資しました。

建替におきましては、山形市内の比較的郊外にあります漆山店を、昨年(2017年)の11月3日にオープンしております。既存のお店は築38年という老朽化した状態でしたので、約2ヶ月半休ませていただきまして、新しく売場もつくっております。比較的住宅がないところにありますので、397坪のお店でつくっております。これも年商12億円の近くで推移しているところです。

このほかに既存店の改装を実施しております。山形県山形市にございます北町店です。4月に改装しました。94.5パーセントと書きましたけれども、こちらは近隣の「ヨークベニマル」の新規出店に対抗してというかたちになりました。改装はしたものの、前年比を大きく下回ったということになります。改装の効果はいかにということになりますけれども、改装しなければもっと下がったのではないかと思います。

あとは天童北店は8月に改装しております。これも地元の「おーばん」さんというスーパーマーケットが新規出店するということに対抗しての改装でございます。

最後に高畠店でございます。

いずれも約2週間閉店しまして、競合対策ということで改装しているところでございます。

単体:地域別店舗数

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以上で、地域別の店舗数ということで、冒頭でも申し上げましたように、山形県で1店舗増加で全部で43店舗、宮城県で24店舗、合計して67店舗となっております。

東北 各社の主な動向

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22ページをご覧いただきたいと思います。

これは参考程度にしていただきたいんですけれども、東北地区がどんな勢力図になっているのかです。(スライドの)青いところがヤマザワでございます。

北からは、宮城県に出店しているアークスグループさん。イオングループとしてはマックスバリュ東北さん。とくに秋田県に強いユナイトHDさん。

一番はヨークベニマルさん、福島県から宮城県、山形県に出店攻勢をかけてきているところがございます。今年度も全体で新店10店舗出し、改装も20~30店舗するということが、新聞報道等などでも出てございます。

そういったところで、ますます競合は厳しくなるというところでございます。

東北 有力SM 店舗数

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23ページは店舗数を表したものですので、参考にしていただければと思います。

県別シェア詳細

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24ページは、各県別のヤマザワのシェアを示したものです。食品スーパーマーケット年鑑からとっております。

2017年度版からいきますと、ヤマザワの山形県でのシェアは24.9パーセントでした。昨年この場でお話しした時には25.1パーセントだったので、1年間で0.2ポイント、シェアが低下しているというところです。宮城県におきましては6.4パーセントということで、変動はございません。

平成31年2月期 指針

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25ページ以降は今期の考え方です。

人気の回復というかたちで書かせていただきましたけれども、総じて人口は減る中で、人口の減少以上に客数を減らしてしまっている部分がございます。もう一回、人気や客数という課題を、短期的にもクリアしていかなければならないと思っております。

同時に利益率の改善という大きな課題がありますけれども、まず今、短期的にはこれ(人気、客数)を回復させたいと思っているところです。

「スーパーだからこそ出来る」価値の提供として、1つは商品力の強化、差別化商品を売っていきましょう、品質・品揃えにこだわっていきましょう、価格も周り(競合他社)ががんばっているところがありますので、戦う商品は戦っていきましょうとということを考えています。

それから地域に合った販促をやっていきましょう、エリア別にチラシも検討していきましょうということです。

3番目にカード戦略、4番目に利便性の提供です。

こちらは短期的なものを書かせていただきました。ただし、ベースになるのはやっぱり人材育成などであり、そういったところは重要にしたいと考えております。

売上対策 惣菜強化 10%増に向けて

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26ページですけれども、商品力の強化の中で、惣菜を強化していきたいと思っております。比較的利益率も高くて、今伸びている部門でございます。

客数の減によって、昨年は若干、惣菜は売れ残してしまっているところはあるんですけれども、おいしさをとくに訴求していこうということです。

とくにお弁当・丼の強化として、主力の「カツ重」のほか、山形牛を使った牛肉弁当、あるいは低単価のお弁当ということで、食品工場であるサンコー食品につくってもらって、サンコー食品とインストアでつくるものと分けてやっていこうということです。

また、買いやすいバラ販売ということで、とくに揚げ物、天ぷらといったものが一層お客さまから支持されているのかなと考えています。とくに「水曜均一祭」ということで、揚げ物のバラ販売が非常に好評を得ておりますので、それに加えてもう1日ということで、毎週金曜日「フライデーバイキング」を実施して、平日を底上げしていきたいと思います。

売上対策 精肉・鮮魚

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27ページは精肉のおいしさの訴求です。肉でもおいしさを訴求していきたいなと考えています。

とくに豚肉でも、山形県は「庄内豚」というブランド豚があります。こちらを主力に、山形牛の品揃えですとか、一方で健康という切り口から、輸入牛の赤身肉、アメリカ産の牛肉といったところも幅広く品揃えしていこうというところであります。

鮮魚におきましては、最近、鮮魚離れですけれども、やはり鮮度、簡便さを追求していこうということです。とくに庄内浜直送、宮城県の志津川や石巻からの直送といった「鮮魚まつり」は、普段の売場とは違って非常に人気がありますので、こちらも定期的にやっていきたいと思っております。

一方で、時短・簡便、そういった商品も非常に伸びてきております。味付け肉、骨取り魚、そういったところも強化していっているところでございます。

売上対策 青果・ベーカリー

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山形県は果物の生産県でございます。大変おいしい果物がございます。

これからの時期ですと、まだちょっと早いのですけれども、サクランボが6月の下旬くらいから、いよいよ最盛期となってきます。メロンですとか、秋はラフランスといったおいしい商品が出てまいります。そういったものを店頭で販売する他、予約販売に力を入れていこうというようなところでございます。

また、ベーカリーもヤマザワの差別化商品となるところでございます。極力、入れられるお店に関しては入れていこうという案でございます。

ちなみに最近オープンしました漆山店は、比較的コンパクトな店でありながら、このベーカリーがあり、全店で第4位の売上を上げているようなところです。今までにないカテゴリを加えていくというのも、うちの店の活性化には必要なのかなというようなところでございます。

売上対策 加工食品

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29ページは地元商品を置いていきましょうということです。山形県内にある14のワイナリーのワインのみならず、地元の日本酒も売り出していきたいと思います。

粗利の改善として、我々は「ニチリウ」グループに入っているので、同グループのPB商品である「くらしモア」といったオリジナル商品も拡大して、売上も粗利も改善していこうということです。

販売促進

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30ページはチラシ販促の強化です。

この中でも宮城におきましては、「ヤマザワさん、山形の企業なんだから山形の商品をもうちょっと打ち出してよ」という声が非常に上がっているところがございます。チラシの中でも山形フェアという第2の競争もやっていこうというようなところです。

販促活動の中では電子マネーを使った販促をやっていければと思います。単なるポイントだけでなくてお客様の囲い込みが最大の目的でございます。ちなみに電子マネーで支払いいただいている比率なのですけれども、だいたい全体の売上の4分の1、25パーセントくらいが電子マネーの支払いになってきております。徐々にですが、だんだん増えてきているというようなことで、電子マネーでの支払いが多い店では宮城の住宅地の店では、4割を超えているような店もございます。

利便性の提供

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31ページです。利便性の提供ということでセミセルフレジも供給を進めていくところでございます。パート部門の忙しい時間帯に他の部門の応援を必要としないというメリットも今のところ感じています。セミセルフレジを入れる店、あるいは通常のレジでいける店を分けていきたいと思っています。

憩いの場も、順次導入して使えるようにしていきたいと思います。

平成31年2月期 新規出店・建替・改装

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32ページは今期の出店の予定でございます。

すでに(2018年)3月16日に、山形県の南陽市にある宮内店を建替、新築というかたちになっております。大型店ではありませんけれども、地元のお客様から支持されるスーパーということで、35年という年数の中で建替新築しております。

今期の新規出店につきましては、宮城店に1店舗を予定しております。今期の1月から2月、年度末になりそうです。売上は今期は期待できないのですけれども、スクラップアンドビルドというかたちで進めていきたいと考えています。

既存店の改装のところでは、6月7月に大型店舗の改装を準備しているところでございます。これによりまして今期の設備投資に関しましては、建物に関しては20億円近く投資に回していきたいと考えております。

販売管理費に関して

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33ページでございます。販売管理費です。

人件費の高止まりの中で、1パーセントの経費の削減を、まず目指していきましょうということです。売上、利益作りと並行してこれをやっていきたいと、社内的で気を配っています。

人件費、残業時間というのも相当まだ増えておりますので、時間内に仕事ができるような作業改善を進めていきたいと考えています。

また設備維持費といったところも細かく見ていって経費比率減したいと考えています。また収益の不振店舗の閉店も視野にいれています。まだ発表できるかどうか、1・2店舗はそういうかたちで考えております。

平成31年2月期 通期連結業績見通し

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続いて35ページでございます。通期の見通しです。

平成31年2月期に関する予想といたしまして、売上高1,145億円で前年比100.2パーセント、経常利益12億8,000万円で(前期比)104パーセント、当期純利益4億8,000万、こちらを目標に全社一丸となってがんばっていきたいと思っております。

とく経費のところは最終的に減損損失4億円から5億円を想定しています。ハードルは高くなりますけれども実行していきたいと思います。

株主還元政策

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最後に配当についてでございます。

当社はかねてから安定配当ということを基本方針としてきました。

社内でこういう状況ではありますけれども、検討を重ねてまいりましたけれども、引き続き1株当り33円を継続するかたちでございます。

長くなりました。説明は以上でございます。

ご清聴ありがとうございました。

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