2. 「高所得貧乏」に共通するNG行動3つ
世帯年収が1000万円あるにも関わらず貯蓄ができていない世帯が意外と多いことを確認しましたが、彼らはなぜ貯蓄ができていないのでしょうか。
「高所得貧乏」に共通するNG行動を3つ紹介します。
2.1 NG行動1.固定費を気にしない
「高所得貧乏」に共通するNG行動1つ目は、固定費を気にしないことです。
貯蓄ができない世帯は、気付かぬうちに固定費が高額になっているケースが多くあります。固定費は、一度契約すると毎月発生し続ける費用です。
特に、最近はスマホアプリのサブスクやパーソナルジムなどに毎月高額なお金を支払っている人が増えています。契約しているサービスが自分にとって本当に必要なものなのかを見返しましょう。
例えば、月5000円の固定費を削るだけで貯蓄できる金額は以下のとおりです。
月5000円の固定費を削ることで貯蓄できる金額
経過年数 貯蓄額
- 1年目 6万円
- 3年目 18万円
- 5年目 30万円
- 10年目 60万円
- 20年目 120万円
- 30年目 180万円
30年間続ければ、180万円ものお金を貯められます。ぜひ、固定費の削減を検討してみてください。
2.2 NG行動2.高額なローンを組んでいる
「高所得貧乏」に共通するNG行動2つ目は、高額なローンを組んでいることです。
高年収世帯は銀行などから高額なローンの借入を受けられる場合も多くあります。ただし、ローンは借金です。
毎月高額なローンの返済に追われて、経済的にも精神的にも追いつめられる人も少なくありません。そのため、住宅ローンなどを組む際には返済計画が無理のないものかをよく検討してください。
2.3 NG行動3.先取り貯蓄をしていない
「高所得貧乏」に共通するNG行動3つ目は、先取り貯蓄をしていないことです。
先取り貯蓄とは、毎月給与が入ったタイミングで貯蓄する金額を先に貯蓄用口座に移してしまう方法を指します。
この先取り貯蓄をおこなえば、自動的に貯蓄をおこなうことが可能です。ただし、貯蓄ができない人は貯蓄用口座と生活用口座を分けてない場合が多いです。
ぜひ、貯蓄用口座を開設して生活用口座と分けてみてはいかがでしょうか。
最後に、年収1000万円の世帯が老後に受給できる年金額はどれくらいかをシミュレーションしていきます。