2. 初夏を美しく彩る!お洒落な宿根草おすすめ8選

2.1 アスチルベ

パステルカラーのふんわりした花穂が可愛らしい「アスチルベ」

アスチルベの花が咲いている。色はピンク、白。

Tanya_Terekhina/shutterstock.com

アスチルベはピンクやホワイトのふんわりした花穂が特徴の宿根草です。開花時期が梅雨に重なりますが、しっとりとした美しさも楽しむことができる貴重な植物です。

夏の強い日差しに弱く、シェードガーデンなど半日陰の環境が栽培に適しています。花数が少なくなってきたら、植え替えをして生長を促しましょう。

※参考価格:500~800円(3号ポット苗)

2.2 エキナセア

夏ガーデンに鮮やかな彩りを添える「エキナセア」

ピンクのエキナセアの花が咲いている

Max Lindenthaler/shutterstock.com

エキナセアは花の中心部が、まるでイガグリのように盛り上がり、花弁が傘のように垂れ下がる、ユニークな花姿が特徴の宿根草です。

夏の暑さにも負けず、よく開花するので夏ガーデンの彩りにも重宝します。さまざまな花色や形があるので、エキナセア同士の組み合わせも楽しめます。

※参考価格:600~1000円前後(3号ポット苗)

2.3 カラミンサ・ネペタ

カスミソウのような可憐な小花を咲かせる「カラミンサ・ネペタ」

カラミンサ・ネペタの白い小花。

Nancy J. Ondra/shutterstock.com

まるでカスミソウのような可憐なホワイトの小花を咲かせるカラミンサ・ネペタ。

開花する期間が大変長く、美しい花を長期間楽しむことができます。花姿が乱れてきても、適宜切り戻しをすれば、元のような花姿が楽しめます。生育が旺盛なので、初心者も育てやすいでしょう。

※参考価格:400~600円前後(3号ポット苗)

2.4 ゲラニウム

爽やかブルーが風にそよぐ姿が美しい「ゲラニウム・ジョンソンズブルー」

ゲラニウムの花。色は青。

Mariola Anna S/shutterstock.com

山野草にも分類されるゲラニウムは、品種の多い宿根草です。いずれも野趣あふれる雰囲気で、ピンクやブルー、ホワイト、パープルの花色は透き通るような美しさです。切れ込みが入る葉も珍しく、高性種はガーデンの主役にもなります。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

2.5 クレマチス

品の良いたたずまいが愛される、ツル性植物の女王「クレマチス」

クレマチスの花。色は白。

Olexandr Panchenko/shutterstock.com

クレマチスは、ツル性植物の女王とも呼ばれる植物です。気品のある美しい花を咲かせますが、性質は強健なので、育てやすい植物です。

品種が多いのが特徴で、冬咲きなどの一部に常緑性の品種があります。四季咲き性など、多くの品種は開花後に葉が落ちる宿根草です。

※参考価格:500~1000円(3号ポット苗)

2.6 ミヤコワスレ

大人シック&和モダンなたたずまいの「ミヤコワスレ」

紫のミヤコワスレの花が咲いている。

Imagepocket/shutterstock.com

ホワイトやブルー、ピンクの花が美しいミヤコワスレ。キク科らしい小花が楽しめる宿根草で、和風ガーデンだけでなく、洋風ガーデンにもおすすめです。

草丈の高い植物や低木で株元が寂しい場合は、ミヤコワスレのような植物を植えてみると、ナチュラルな雰囲気が楽しめます。

※参考価格:400~800円前後(3号ポット苗)

2.7 モナルダ

松明のような花を咲かせる「モナルダ」

モナルダの花。色は赤。

Andrew Pustiakin/shutterstock.com

夏のガーデンを明るく彩るモナルダは、松明のような形の花がお洒落な宿根草です。とくにレッドカラーは、その花姿と相まって、情熱的な雰囲気が楽しめます。

夏の暑さにも強いので初心者も育てやすい植物です。水が切れると株が弱る原因になるので注意をしましょう。

※参考価格:500~800円前後(3号ポット苗)

2.8 ヒメシャガ

つつましやかで繊細な風情が漂う「ヒメシャガ」

ヒメシャガの花。色は白。

junko nishimoto/shutterstock.com

ヒメシャガはシャガに似た小花を咲かせる宿根草です。細長く繊細な葉や茎、その先に咲く花が大変美しく、風情があります。

強い日差しや乾燥に弱いので、これからの季節は明るい日陰で乾燥に気をつけて育てましょう。

※参考価格:500円前後(3号ポット苗)

3. まとにかえて

今回は、植えっぱなしでも育てやすい、初夏を彩るおすすめの宿根草を紹介しました。

宿根草は開花が終わると、地上部は枯れ、そのまま冬を越します。枯れた茎や葉をそのままにしておくと、見ためが悪いだけでなく、葉などに隠れて虫が越冬する場合があるので、短めに刈り込んでおきましょう。

また、植えっぱなしで生育が悪くなってきたときは、植え替えが必要な場合もあります。新しい土を入れて、生育を促しましょう。

定期的な世話は植物が元気に育つために必要です。とくに開花期は植物の状態を日々チェックして、キレイな花を長く楽しめるように、基本的な世話は続けるようにしてくださいね。

LIMO編集部