2. ほぼ植えっぱなしOK「最小限のケアで毎年美しい花が咲く」手間いらずの宿根草4選

2.1 エキナセア

ナチュラルなたたずまいが魅力!夏花壇の定番花「エキナセア」

エキナセアの花が咲いている。中央部は濃い黄緑色、白い花弁が傘のように垂れている。

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  • 学名:Echinacea
  • 科名・属名:キク科ムラサキバレンギク属

いがぐりのように飛び出した中央部から、傘のように花弁が垂れる花姿が特徴的なエキナセア。ナチュラルなたたずまいとユニークなフォルムが目を引く夏花壇の定番花です。

ピンクやレッド、イエロー、ホワイトの他、目が覚めるようなグリーンの品種などもあります。作りたいお庭のイメージに合わせて選んでみてくださいね。

開花は6月頃ごろから。多湿は得意ではなく、やや乾燥した環境を好みます。

※参考価格:300~1000円前後(3号ポット苗)

2.2 ゲラニウム

ナチュラルで可憐な花を咲かせる「ゲラニウム」

ゲラニウムの花が咲いている。色は紫がかった青。

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  • 学名:Geranium
  • 科名・属名:フウロソウ科フウロソウ属

ゲラニウムは、素朴で清々しい花を咲かせる宿根草。なかでも「ジョンソンズ・ブルー」は透明感のある美しい花色で多くのガーデナーから愛されています。

直射日光や暑さは得意ではありませんので、夏の間の管理には風通しに気を付けてあげましょう。

※参考価格:300~1000円前後(3号ポット苗)

2.3 オダマキ

デコラティブな花姿が印象的な「セイヨウオダマキ」

セイヨウオダマキの花が咲いている。色は赤と白、紫と白、それぞれツートンカラー

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  • 学名:Aquilegia
  • 科名・属名:キンポウゲ科オダマキ属

デコラティブな花姿がひときわ目を引くセイヨウオダマキ。繊細ながらも存在感のある、野趣あふれる宿根草です。日陰の庭でも育てやすいのもポイント。

繊細な見た目とはうらはらに強健な性質を持ち、花後のこぼれ種から増えていくことも。

園芸品種が多くカラーバリエーションも豊富なので、お庭のイメージに合うカラーが見つかったらぜひお迎えしてみましょう!

※参考価格:400〜600円前後(3号ポット苗)

2.4 アスチルベ

ふんわりとした煙のような花穂がオシャレな「アスチルベ」

アスチルベの花が咲いている。色は白、赤、ピンク。

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  • 学名:Astilbe
  • 科名・属名:ユキノシタ科チダケサシ属

ふんわりと立つ煙のようなアスチルベ。パステルカラーの花穂は梅雨の間も美しい姿で咲き続けてくれます。ただし夏の暑さは苦手ですので、明るい日陰の涼しい場所で育ててあげましょう。

ドライフラワーや切り花にしても楽しむことができるステキな花ですよ。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

3. 【ガーデニング豆知識】宿根草・多年草・一年草の違いとは?

【ガーデニング豆知識】宿根草・多年草・一年草の違いとは?

一年草、多年草、宿根草の違いとは

出所:LIMO編集部作成

今回は最小限のお手入れで毎年キレイな花を咲かせてくれる宿根草についてご紹介しました。お気に入りの花は見つかりましたか?

最後に、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。

植物の特性や、適した生育環境を調べながら、お気に入りの草花を大切に育てていけたら良いですね!

LIMO編集部