2. 手間いらずの多年草<厳選3種>ほぼほったらかしで楽しめる<美しい花&鮮やかリーフ>

2.1 アガパンサス

初夏の訪れを告げる「アガパンサス」の花

アガパンサスの花が咲いている。色は白と紫。背景にはフェンス。

Sabine Hortebusch/shutterstock.com

  • 学名:Agapanthus
  • 科名・属名:ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属
  • 開花時期:5月~8月ごろ

細くのびた茎の先に、ブルーやホワイトのボリューミーな花をつけるアガパンサス。初夏の庭を華やかに彩る、洗練されたたたずまいを持つ多年草です。

華やかなその姿ともにとても強健な性質を持つ植物。日当たりと風通しが良い環境を好みますが、シェードガーデンでも美しく育ってくれます。

お庭で育てたアガパンサスを切り花で楽しんでもステキ。大きさや花の形などが異なる多くの品種があるので、好みに合わせて選んでみましょう。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

2.2 宿根フロックス

可憐な小花が集まって手毬のように咲く「宿根フロックス」

AngieC333/shutterstock.com

  • 学名:Phlox
  • 科名・属名:ハナシノブ科 / クサキョウチクトウ属
  • 開花時期:6~10月ごろ

可憐な小花が肩を寄せ合うように集まって咲く宿根フロックス。ふんわりとした手毬のようなかわいらしい姿は初夏から秋のガーデンで活躍してくれます。

開花期の長さも魅力。日当たり、風通し、水はけが良い環境を選んで上手に育ててあげると、秋まで美しい花が楽しめますよ。

※参考価格:300~900円前後(3号ポット苗)

2.3 ヒューケラ

鮮やかな葉から伸びる茎の先に繊細な花をつける「ヒューケラ」

Kabar/shutterstock.com

  • 学名:Heuchera
  • 科名・属名:ユキノシタ科ツボサンゴ属
  • 開花時期:5〜7月ごろ

「ツボサンゴ」の和名でも知られるヒューケラは、定番カラーリーフとして長く愛される多年草。グリーン、レッド、パープル、イエローなど、カラーバリエーションがとっても豊富です。

寄せ植えのアクセントやグランドカバーとしてもその魅力を発揮する優秀選手。初夏に咲く小花もナチュラル感たっぷりです。

シェードガーデンでも鮮やかな葉色のままで育ってくれますが、多湿は得意ではありません。水はけのよい環境に植え付けてあげましょう。

※参考価格:200〜700円前後(3号ポット苗)

3. まとめ

今回は、一度植え付けると毎年美しい花や葉を楽しめる手間いらずの多年草をご紹介しました。

日当たりや水はけなどを確認し、植え付ける場所の環境に合う植物をチョイスして、大切に育てていきましょう。

LIMO編集部