3. 家族同然のペット、買う?保護する?譲ってもらう?
ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行っています。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によれば、希望のペット入手方法についてアンケートを取ったところ、以下のような結果となりました。
※数値は「現在飼育なし&今後飼育意向あり」の場合
3.1 犬の入手方法について
【無償譲渡を希望する割合】
- 2022年:55.5%(アンケート人数742)
- 2023年:58.3%(アンケート人数727)
【有償入手を希望する割合】
- 2022年:44.5%(アンケート人数742)
- 2023年:41.7%(アンケート人数727)
3.2 猫の入手方法について
【無償譲渡を希望する割合】
- 2022年:77.1%(アンケート人数555)
- 2023年:78.2%(アンケート人数601)
【有償入手を希望する割合】
- 2022年:22.9%(アンケート人数555)
- 2023年:21.8%(アンケート人数601)
無償譲渡を希望する割合は、猫を飼育希望する人のほうが多いことがわかりました。
また犬猫ともに、無償譲渡希望する人の割合が増加しています。
次は、ペットをお迎えするのにかかる費用についてご紹介します。
4. 1~3年以内に飼育開始した飼い主ほど、犬や猫の入手費用が高い
同調査では、ペットを有償で入手した人に、その入手価格についてアンケートを実施しています。
4.1 犬の入手価格
- 1年以内飼育開始者:平均24万8000円(アンケート人数147)
- 3年以内飼育開始者:平均25万3000円(アンケート人数262)
- 5年以内飼育開始者:平均21万2000円(アンケート人数84)
- 10年以内飼育開始者:平均18万4000円(アンケート人数223)
※平均値は有償入手者ベースにて算出
4.2 猫の入手価格
- 1年以内飼育開始者:平均17万3000円(アンケート人数157)
- 3年以内飼育開始者:平均14万3000円(アンケート人数270)
- 5年以内飼育開始者:平均20万7000円(アンケート人数81)
- 10年以内飼育開始者:平均15万8000円(アンケート人数157)
※平均値は有償入手者ベースにて算出
結果を見ると、犬では、比較的飼育歴の浅い飼い主さんのほうが入手価格平均が高く、猫では、1年以内飼育開始者の生体入手価格平均は、3年以内と比較して高いことがわかりました。
まとめると、犬と猫をお迎えした価格の平均は、犬のほうがやや高め、という結果になります。
家族同然となるペットをお迎えするのに、その方法や入手価格は飼い主さんによってさまざまです。
その一生を責任もって面倒を見るペット、幸せな迎え方をしたいですね。
5. チャームポイントは「キリリ」としたお顔!
さて、投稿のご紹介に戻ります。
投稿者さんに詳しいお話をうかがいました。
――普段はどのような子ですか?
私が在宅勤務をしているときには、パソコンを開くと空気を読んで昼寝を始めたり、出窓にのって外を眺めたりしています。近所の方からは、出窓の子ですか?と声をかけられるくらいです)
わたしがパソコンを閉じたり、夫が帰宅したりすると大喜びで、おもちゃを持ってきます。
――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか?
お手やおかわりをお願いすると、文句を言いながらやってくれます。
爪切りも苦手で大絶叫をします。公園で開催されている学生さんの爪切りチャリティに参加をしたら、並んでいるみなさんに大笑いされました。
また、普段から救急車などのサイレン音を聞くと遠吠えするのですが、おもちゃのぷーぷー音にも反応して遠吠えします。
公園でみんなでボール遊びをしていても、一人で遠吠えを始めたりします。
――自慢のポイントは何ですか?
キリッとしたこの顔です(笑)。
お家に迎えたときは、真っ黒な顔をしていたので、こんなにキリッとしたイケワンになるなんて、思ってもいませんでした。
以上、SNSで話題の黒柴くんでした。
参考資料
長島 迪子