2. 【解説】教育資金にはNISAがおすすめのワケとは
子どもの教育資金を準備するには、NISAがおすすめです。その理由をチェックしていきます。
2.1 「教育資金✕NISA」のおすすめポイント4選
- いつでも自由に引き出すことができる
- 非課税で投資ができる金額は、1人につき1800万円まで
- ネット証券の自動買付設定を使えば、基本的にほったらかしでOK
- 非課税期間は無期限。あまったお金は老後資金に回せる
NISAは引き出し制限がないので、必要な時に、必要な分だけ売却して現金化することが可能です。
一方、学資保険の場合、満期になる前に途中でお金を引き出すためには、保険を解約しなければなりません。さらに、学資保険を早期解約をすると、損をしてしまうケースがあります。NISAの方が、引き出し制限がない分、より自由度が高いと言えます。
子どもが公立の学校に通うのか、私立の学校に通うのか、理系か文系かなどは、その時になるまでわかりません。塾や習い事などで、急にお金が必要になるケースもあるでしょう。そのときの備えとしてもNISAは適しているといえます。
また、NISAでは、1人につき1800万円の非課税枠があります。父親と母親で、最大3600万円まで運用が可能です。子どもが複数人いる場合でも、教育資金を貯めるには十分な枠があります。
そして、子育てや仕事で忙しい両親にとって、いつもお金のことを気にして生活するのは大きな負担となりえます。NISAの場合、ネット証券の自動買付設定を利用すれば基本的にほったらかしでOK。ストレスなく、資産運用を続けることができます。
さらに、教育資金として使ったあと、余ったお金は、自分たちの老後資金に活用できます。
次の章からは、実際に見込める積み立て結果をシミュレーションしていきましょう。