4. 食材として利用される野生鳥獣の量と金額

鹿肉に関する事業で使用した「鹿のはく製」の処分方法が大きな話題となりました。ここからは、野生鳥獣のジビエ(食材となる野生鳥獣肉)の利用量について紹介します。

農林水産省の「令和4年度野生鳥獣資源利用実態調査」によると、食肉処理施設が処理した野生鳥獣の、ジビエ利用量は2085tである事が明らかとなっています(令和4年度)。そのうち食肉として販売された量は1332t。イノシシは442t、シカは871tという結果です。

なお、食肉処理施設で「野生鳥獣を処理して得た金額」は40億7500万円となっており、そのうち「食肉の販売金額」は、34億1600万円です。さらに詳しく見ていくと、イノシシは14億2800万円、シカは18億8600万円であることがわかりました。

5. Xではカンボジアでの事業に関する情報も発信中

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「メルカリで売れなかった鹿のはく製」を紹介しました。

カンボジアでの1枚

カンボジアでの1枚

出所:@Trade_2017

投稿者の松村さんは、株式会社ナナミスター・ナナミスターカンボジア「Nanamistar (Cambodia) Co., Ltd.」にて、カンボジアでの肥料の製造・販売の事業をおこなっています。

Xアカウントでは事業に関する情報も発信されているので、気になる方はチェックしてみてください。

参考資料

小野田 裕太