2. 定番花ではないけれど「存在感は主役級」この春ガーデンにお迎えしたい多年草・一年草4選
2.1 ふんわりうっとり夢見心地になれる「アスチルベ」
アスチルベ
- 学名:Astilbe
- 科名・属名:ユキノシタ科チダケサシ属
- 開花期:5~7月ごろ
パステルカラーのふわふわとした花穂が春っぽいアスチルベ。ピンクやホワイト、紫、さらに淡いブルーなどの花色を見ているとうっとりした気分に。
この先、梅雨シーズンに入って雨に当たっても花が傷むことなくキレイに咲き、初夏までお庭に彩りを添えてくれます。
日の光にもきれいに映えますが、雨上がりの雫をたたえた姿も雰囲気があって絵になります。
高温と乾燥に弱いので、半日陰が向いています。特に鉢植えにすると乾きやすいので水切れに注意し、夏の間は日陰で育てたほうがよいでしょう。
※参考価格:400~700円
2.2 ひらひら風にそよぐ花々がアクアリウムみたい!「キンギョソウ」
キンギョソウ
- 学名:Antirrhinum majus
- 科名・属名:オオバコ科キンギョソウ属
- 開花期:4~6月ごろがメイン
赤や黄色、ピンクに白、鮮やかでカラフルなキンギョソウ。たくさんの花をつけるので植えるとにぎやかな雰囲気になり、さらに香りも楽しむことができます。
ひらひらと風にそよぐ花は、名前のとおり金魚が優雅に泳いでいるようでとってもキュート。いっぽう、花をつけた後の種はドクロに似ているといわれています。ちょっぴり不気味な気もしますが、種ができたらそれも誰かに見せたくなってしまうかも。
たくさんの品種があり、環境をととのえればほぼ周年咲かせることができます。成長、開花が早く、種から簡単に育てられるのも嬉しいポイントです。
※参考価格:100~500円(3号ポット苗)
2.3 太陽の光を浴びてキラキラ輝く「ハナビシソウ」
ハナビシソウ
- 学名:Eschscholzia californica
- 科名・属名:ケシ科 ハナビシソウ属
- 開花期:4月~6月ごろ
ビビッドなオレンジ色が華やかなハナビシソウ。陽射しを浴びて一面に咲く様子を、スペインのとある探検家は「黄金の大地」と称したそうです。そのエピソードも納得、満開になると地面を覆って絨毯のように咲く姿は圧巻です。
見る人の心をポジティブにするオーラを持つだけでなく、花言葉も「富」「栄光」「希望」とスペシャル。毎日かわいがって育てたらイイことがありそうですね。
砂地のようなやせ地でも育つほど丈夫で、初心者にも育てやすい草花です。乾燥を好むので、花壇の場合は水やりはほとんど必要ありません。鉢植えは、いつも湿っていると根腐れしやすくなるので注意しましょう。
※参考価格:200~500円(3号ポット苗)
2.4 バラエティ豊富な色や形に大注目!「オステオスペルマム」
オステオスペルマム
- 学名:Osteospermum
- 科名・属名:キク科オステオスペルマム属
- 開花期:1月~5月ごろ、9月~11月ごろ
たくさんの園芸品種があり、多彩な色や形が揃っているオステオスペルマム。花色変化が楽しめる品種もあり、一株で複数のカラーを楽しむことができます。
株を埋めるように花ひらくので寄せ植えにするとボリューミーになります。最近では天気の悪い日や夜でも花が閉じにくい品種が増え、いつでも私たちの目を楽しませてくれるようになりました。
開花期が長く、美しく、育てやすいという三拍子揃った優等生。開花期にどんどん咲かせるために、花がら摘みはマメに行いましょう。基本的に日の当たる場所で管理し、高温多湿には注意してください。
※参考価格:500円前後(3号ポット苗)
3. 思わず誰かにシェアしたくなる<春の庭を彩る、フォトジェニックな花>
今回は、お天気のいい日に美しく咲きほこる姿はもちろん、曇り空の日でも明るく映える、存在感バツグンの花々をご紹介しました。
毎日ながめていると、花ひらく前の蕾、咲き初めたばかりの清らかな花弁、朝露をたたえた葉など、その瞬間の美しさを切り取りたいと思うことがたびたびあるはず。
そんなときは写真を撮って「自慢の一枚」をSNSなどに投稿してみても楽しいですね!
思わず誰かに知らせたくなるフォトジェニックな花、お庭やベランダにお迎えしてみませんか?
LIMO編集部