2024年から、新NISAがスタートしました。
資産運用を始めたいと思っていても、まずどこの金融機関で口座を開設したら良いか、迷っている人もいるかもしれません。
今回は、NISA口座を開設する証券会社の選び方を解説します。記事後半にご紹介する「ネット証券」を選ぶポイントもあわせて、自分にぴったりな証券会社を探してみてください。
1. 新NISAをネット証券で行うメリット・デメリット
資産運用による利益が非課税となる新NISAは、窓口での対面式の証券会社のほか、大手メガバンクや地方銀行、ゆうちょ銀行、そしてネット証券でも口座開設できます。
たくさんの選択肢がありますが、初めて資産運用にチャレンジする方におすすめなのが「ネット証券」です。
具体的なネット証券のメリットやデメリットを確認していきます。
1.1 <ネット証券のメリット>
- いつでも口座開設ができる
- 売買取引も全てネットで完結する
- 手数料が安い
1.2 <ネット証券のデメリット>
- 資産運用の相談が気軽にできない
- インターネット環境がないと取引できない
- 銘柄情報等は自分ですべて集めらければならない
ネット証券には、デメリットがありますが、NISAだけで取引を行う場合、あまり大きな問題ではありません。
たとえば、NISAのつみたて投資枠では、分散効果が高く、手数料が安い投資信託を購入するのがおすすめです。
投資信託の場合、もともと金融庁が厳選した商品リストがありますし、手数料や投資先を比較すれば、自分で商品を選ぶのもそこまで難しくありません。
また、ネット証券でもチャットや電話などで操作方法や税制など、気軽に質問できるサービスを実施しています。現代のSNSに慣れた人にはやりやすいかもしれません。
口座開設に手間暇がかかる窓口での対面式の証券会社や、手数料が高い銀行ではなく、ネット証券を活用するようにしましょう。
次の章からは、実際にネット証券で資産運用を行う上で参照したいポイントを解説していきます。