2. 【年代別】平均貯蓄額はいくら?
総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、世帯主が65歳以上の貯蓄割合は下記のとおりです。
平均値は貯蓄額が極端に多い人がいる場合に偏る傾向があるため、より実態に近いシニア世代の貯蓄額がしりたい方は中央値を参考にすることをおすすめします。
中央値は「1677万円」となっており、6割以上の世帯において、貯蓄1000万円以上の老後資金を準備できていることがわかります。
一方で、貯蓄額が500万円未満の世帯が全体の2割を占めており、貯蓄ができている世帯とできていない世帯で二極化している現状もみてとれます。
とはいえ、老後にある程度の資金が必要な理由は「収入(年金)だけで生活していくのが難しいから」であり、生活費を収入だけでまかなえれば、貯蓄が少なくても生活していけるでしょう。
では、老後に受け取れる年金収入はどのくらいなのでしょうか。
次章にて、国民年金・厚生年金それぞれの平均月額を確認していきましょう。