JR只見線は福島県の会津若松駅から新潟県の小出駅までを結ぶ
大きな話題となったJR只見線は、「福島県の会津若松駅」から「新潟県の小出駅」までを結ぶ路線です。
只見線の大きな魅力は、大自然の中を走る美しい姿です。線路の周辺には、季節によって表情を変える壮大な山々や、美しい田園風景が広がっています。列車が走る美しい風景を撮影するために、国内外から多くのカメラマンが訪れるといいます。
なお、福島県の「只見町」までは、東京上野駅から新幹線などを利用すると、約4時間から5時間程度で訪れることができます。運賃はルートにもよりますが、約7000円から8000円ほどとなっています。
只見線は、2023年10月1日に「全線運転再開1周年」を迎えた
JR東日本の只見線は、東日本大震災があった2011年に起きた、新潟・福島豪雨災害により大きな被害を受けました。
一部の只見川橋梁や路盤が流出するなどし、会津坂下から小出の間が不通の状態に。翌年2012年までの間に一部区間の運転が再開しましたが、「会津川口駅~只見駅間」の区間は不通の状態が続きます。
JR東日本は「会津川口駅~只見駅間」の復旧費用は約80億円以上となることを公表。一時は「鉄道」として復旧することが危ぶまれる状況にありましたが、2017年には只見線を復旧する方針が決定しました。2018年には鉄道復旧工事起工式が執り行われ、2022年10月1日におよそ11年ぶりの前線運転再開となりました。
2023年10月1日には再開1周年を迎え、福島県では特別列車の運行や特別弁当の販売など、さまざまな記念事業を実施しています。
美しい景色と鉄道の写真を発信中
今回は、Xで話題になっている「只見線の秋」をとらえた写真を紹介しました。
取材の最後「@azu351_photo」さんは、留意点として「撮影場所の近辺は、クマが出没することがあるため、留意する必要があること」と教えてくれました。
撮影の際は、安全や気候に留意して足を運ぶようにしたいですね。
なお、投稿主の「@azu351_photo」さんは、今回ご紹介した写真のほかにも、Xで美しい景色と鉄道をおさめた写真を、多数投稿されています。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
参考資料
小野田 裕太