4月15日は年金支給日です。4月は進級や進学、新社会人のスタートの時期であり、子どもや孫などへの出費がかさんでいる方などは、支給日が待ち遠しいのではないでしょうか。
年金受給額は一人ひとり異なりますが、1回の支払日に約50万円も受け取れると聞いたら、どのように感じるでしょうか。「そんなにもらえるの？」と驚いてしまう方もいるでしょう。
この記事では、1回の年金支給日に約50万円も振り込まれることはあるのかを検証するとともに、どのような方が該当するのかを解説していきます。
1. 厚生年金・国民年金の平均受給額を確認
まずは、厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、厚生年金と国民年金の平均受給額を確認していきましょう。
厚生年金の平均受給額は全体で月14万3972円、男性が月16万3875円、女性が月10万4878円です。
一方、国民年金の平均受給額は全体で月5万6316円、男性が月5万8798円、女性が月5万4426円です。
平均受給額から考えると、約50万円も受給できるのか疑問に感じてしまいますね。
次章で、厚生労働省の同資料より「約50万円」も受給できる人がどれほどいるのかを見ていきます。
