2. 過半数以上の企業が2024年度に非正規雇用の賃上げを予定
調査の結果、56.8%と過半数以上の企業が、2024年度に「5%以上」の非正規雇用の賃上げを予定していることがわかりました。
一方で、非正規春闘での要求である「10%以上」の賃金の引き上げを予定する企業は21.5%にとどまる結果に。
2024年度に賃上げを予定している企業を業種別でみると、「建設」が70.2%で最も高くなりました。
さらに、「10%以上」の賃上げを予定している業種は、「建設」が30.2%と最も高く、ついで「飲食・宿泊」が29.7%と続く結果となりました。
2024年問題により人手不足が懸念されている建設や、慢性的な人手不足が続いている飲食・宿泊業では、10%以上の賃上げをして人材を確保する動きがあることがわかります。
2.1 賃上げ方法として3割の企業が「福利厚生の導入・改定」を予定・検討中
株式会社マイナビの同調査の「2024年度に賃上げ目的として非正規雇用者の福利厚生の導入・改定を行う予定はあるか」というアンケートより、31.6%の企業が導入・改定を予定・検討していることがわかりました。
非正規雇用者への賃上げを目的とした導入・改定予定の福利厚生として「食事代の支給」が22.3%と最も多く、次いで「慶弔お見舞金」が21.3%となりました。
上記から、「昇給」や「ベースアップ」といった通常の賃上げとは異なる方法として、福利厚生の拡充をはかる企業も一定数存在することがわかります。
では、そもそも非正規雇用者と正規雇用者の給与はどれくらいあるのでしょうか。
次章で非正規雇用者・正規雇用者の平均給与の違いについて確認していきます。