【調査】独身1000人「おひとりさま事情のホンネ」お金の使い道や老後の備えを紹介 独身のワケは「お金とは関係なし」63.5％

近年、結婚をしない選択をする人が増えています。

「生涯未婚率」の指標とされる、50歳時の未婚割合は年々上昇。最新の国勢調査では男性28.25％、女性17.81％が未婚でした。

約2割の人が結婚しない背景として耳にするのが、物価や生活費の上昇。生活費が年々上昇しているにもかかわらず収入が伸びが追いつかないことで結婚する余裕も生まれないのでしょうか。

今回の記事では、株式会社モデル百貨が実施した独身男女1000人に対するアンケートからわかる「お金に関する実状」をご紹介。記事の後半では、独身者の「老後資金」事情のホンネをチェックしていきましょう。

1. 独身1000人のうち「56.9％」がお金の余裕がない

調査の概要は以下の通りです。

• 調査方法：インターネット調査
• 調査対象：25歳～59歳の独身男女
• アンケート母数：男女合計1000名（全国）
• 実施日：2023年12月22日～25日
• 調査協力会社：アイブリッジ株式会社
• リリース公開日：2024年2月15日

 

「金銭面で余裕があると感じているか」という質問に対して「まったく余裕がない」が30.5％、「あまり余裕はない」が26.4％でした。

あわせて半数以上の56.9％の人がお金に余裕がないと感じていることがわかります。

なかでも「まったく余裕がない」と回答している人が多いのは、30歳代の女性（34.6%）、40歳代の男性（40.9%）でした。年齢が上がったからと言って、余裕が増えるわけではないのが驚きですね。

2. 独身者が自由に使えるお金は平均月額「3万9812円」

「自由に使えるお金は月にいくらか」という質問への回答者の平均月額は3万9812円。22.2%が「生活費以外にほとんど残らない」と回答しています。

40歳代以上になると、男性よりも女性のほうが自由に使えるお金が多いことがわかります。

とくに40歳代男性では28.9%が「生活費以外にほとんど残らない」と回答。年齢が上がったからといって自由に使えるお金が増えるわけではないようです。

40歳代、50歳代になると意識するのが、やがてくる老後の生活。独身者のみなさんはどのくらい老後の備えをしているのでしょうか。次の章から、リアルな声を交えてみていきましょう。