5. 6月送付の「年金振込通知書」の確認を
年金額を確認するためには、基本的に6月に送付される「年金振込通知書」を確認しましょう。
「年金振込通知書」とは、口座振込で年金を受け取っているかたに、毎年6月に6月~翌年4月まで毎回支われる金額をお知らせするため届きます。
また、年金支払額や受取金融機関に変更があった場合についてもお知らせが届きます。
2.7%増額の詳細が気になる方は、年金振込通知書もきちんと確認しましょう。
6. 毎年度変わる年金額。資産形成の検討を
今回確認したように、年金額は毎年度改定され、また2ヶ月に1回年金を受け取ることになります。
老後は、2カ月に1回受け取る年金を計画的に使うことが大切です。
ただし、少子高齢化の日本においては、年金受給額は今後変わる可能性もあります。
現役時代のうちからねんきんネットなどを利用して自分の年金受給予定額を把握し、老後の生活を試算し、足りない分について備えていくことが必要でしょう。
2024年には新NISAもはじまりました。老後に向けてできる対策は複数あります。
ご自身に合った対策を考えてみてくださいね。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「年金振込通知書」
宮野 茉莉子