今から欲しい、ちょっと良い白T
今の時期はインナーとして、もう少し暖かくなればメイントップスとして活躍してくれる白T。定番中の定番ですが、手頃なパックTからラグジュアリーブランドの数万円するものまで数多あるので、どれを選ぶかは毎年悩みどころです。
そこで今回は「首元がへたれにくい」というポイントに絞って、ショップスタッフがオススメする白Tをご紹介。いくら高くても首元がヨレていては格好が付くものも付きません。洗濯してもへたれにくいタフなTシャツで、これからの季節の“安心”を手に入れていきましょう。
ちょっとした小技が効いたポケT
やや幅広のシルエットや、シャツのようにラウンドした裾部分など、一枚で着るときに嬉しい“ちょっとした小技”が効いた『VA-VA』のポケットTシャツ。
生地には40番手の細い糸を2本撚り合わせて強度が増した、20番手のものを採用。そのため、しなやかさと柔らかさを兼ね備え、首回りもへたれることがありません。体と接触面が狭くなる幅広シルエットも汗をかく季節に嬉しいポイント。
吊り編み機と紙飛行機と
「吊り編み機」と呼ばれる古い機械で編まれた、独特の柔らかさを持つ吊天竺素材を使用した『UIMUI』のTシャツ。丸胴編み(シームレス)になっているので、柔らかな生地の風合いと相まってとにかく着心地はGood。
オリジナルの胸ポケットや、左袖口にあるグリーンの「紙飛行機」刺繍などのアクセントも、着用枚数が減るこれからの季節に頼りになりますね。
デイリーに着たいムラのある白
シンプルな見た目と肌触りの良さが魅力的な『BETTER』のTシャツ。ミディアムウェイトの度詰ラフィー天竺に脱脂加工を施し、白の中にも独特のムラ感を感じます。
シンプルで着やすく、丈夫で着心地が良い。“デイリー”なTシャツとして複数枚買いしたい一枚です。
アンバランスを内包する7分丈
ヘビーウェイトな生地感と、すっきりした着丈やアームが生み出すピュアな雰囲気とのギャップが面白い『nest Robe CONFECT』の7分袖Tシャツ。
程よくゆとりを持った身幅とのバランスも絶妙で、デニムなどのシンプルなアイテムとの組み合わせでも物足りなさを感じさせません。丸胴編みによるノンストレスな着心地にも要注目。
Tシャツなのに高級? またはその逆
“毎日着られる贅沢な肌着”というテーマで作られた『bunt』のニットT。コットンにシルクをブレンドしてニットとして編み上げた後にカットソーのように縫い合わせた、非常に凝った作りが特徴の一枚。
Tシャツなのに高級、高級なのにTシャツという二面性は、他ではなかなか見ることができません。一枚で様々なスタイルを横断してください。
あとがき
リーズナブルなパックTをガンガン着倒すというのもアリですが、ずぼらで同じものをヘビロテしがちという方は、やはり少し高くてもタフなTシャツを買うが吉。何より、周りに当たれる印象が段違いですからね。今年はデニムと同じく、Tシャツを育てる感覚で着てみては?
FACY