いまや軽自動車でも200万円を超える車種があり、300万・400万円台も珍しくありません。
性能は向上し、安全装備も快適性も素晴らしいため相応の価格といえるでしょう。しかし、生活に欠かせない日常の足としては、あまりにも高額です。
そこで各メーカーのラインナップを調べてみると、まだ100万円を切るモデルがあることが分かりました。最新の安全装備や走行性能を装備した新車が100万円以内で買えるのです。
今回は、いまの時代に貴重ともいえる100万円以下で買える新車を、3車種ご紹介していきます。
※100万円以下のグレードが存在していたスズキ「アルト」が、2023年11月に価格が改定されて106万円からとなりました。OEM車を除くと、100万円以下で買える新車軽自動車は、実質的にダイハツ「ミライース」だけとなります。そのため、ミライースのOEM車を含めた3車種をご紹介いたします。
1. ダイハツ「ミライース」価格:86万200円~124万8500円
ダイハツ「ミライース」は、現在新車で100万円以下で買える唯一の乗用車です。
このあとご紹介するトヨタ「ピクシスエポック」とスバル「プレオ」は、このミライースのOEM供給車種となります。
ミライースは価格が安いだけではなく、安全装備が充実しています。
グレード名に“SA Ⅲ”がついているのが、ダイハツの予防安全機能「スマアシ」装着車です。
100万円以下の車両価格の「スマアシ」装着車はL“SA Ⅲ”とB“SA Ⅲ”の2グレードとなります。
「スマアシ」非装着であればLとBがあり、Bの2WD車が86万200円という最安グレードとなっています。
1.1 ダイハツ「ミライース」の価格表(消費税10%込み)
Bグレードはビジネスに役立つ最安グレードで、維持費を抑える優れた低燃費とコンパクトな車体でビジネスに最適です。
WLTCモード燃費は2WD車で25.0km/L、4WD車でも23.2km/Lと上位グレードとかわりません。
装備面は基本的なものに限定して価格を押さえ、唯一4WD車でも100万円以下の車両価格になっています。
そしてB“SA Ⅲ”グレードはBグレードにダイハツの予防安全機能「スマアシ」を装着したグレードで、Bグレードより6万6千円アップとなります。
Lグレードは乗用車として充分な装備を備えたグレードです。実質的には個人で所有する最安グレードとなります。
L“SA Ⅲ”グレードはLグレードに「スマアシ」を装着したグレードで、Bグレードより6万6千円アップとなります。