2. ほったらかしで毎年春に花が咲く!地植え向きの宿根草2選
2.1 チョコレートコスモス
赤茶色の花と、花から香る甘い香りがチョコレートのような、チョコレートコスモス。夏咲きの品種は花期が5月~10月頃までと長いのも魅力です。
花壇の背景や個性的な主役としても活躍してくれる宿根草。高温多湿が苦手なので、風通しのよい場所に植えましょう。暖地では真夏に少し遮光してあげると夏越ししやすくなります。
開花中は2カ月に1回程度化成肥料を与えると花付きがよくなります。休眠中は乾燥や霜対策として、株の上にバークチップなどを敷いておくと冬越ししやすいです。
※参考価格:500~900円前後(3号ポット苗)
2.2 カラミンサ(カラミント)
5月~11月頃までの長い期間、愛らしい小花を咲かせるカラミンサ。ミントのような爽やかな香りがあり、ハーブティーにも使われるため「カラミント」とも呼ばれます。
花色は白、ピンク、うす紫のパステルカラー。野趣あふれる雰囲気で、ナチュラルガーデンにおすすめです。どんな植物とも合わせやすいので、花壇の名脇役として活躍してくれますよ。
風通しのよい日なたに植え、早春と秋に固形肥料を適量与えると花付きがよくなります。丈夫な性質なので、ほとんどほったらかしでも元気に育ってくれる宿根草です。
※参考価格:400~700円前後(3号ポット苗)
3. ほったらかしで毎年春に花が咲く!プランター植えOKの宿根草2選
3.1 ゲラニウム(フウロソウ)
品種が豊富で、花型、草丈、花や葉の形がさまざまなゲラニウム。一見違う植物のように見えるものもありますが、どれも素朴でかわいらしい雰囲気が魅力です。花期は主に4月~6月。品種によっては花期が長いものもあります。
野趣あふれるゲラニウムは、ナチュラルガーデンの主役におすすめ。日なたが好きな植物ですが、高温多湿は苦手なので、プランターに植えて真夏は午前中だけ日が当たる、風通しのよい場所に置いてあげましょう。
春と秋に固形肥料を与えるとよく育ちます。寒冷地では地植えでほったらかしでも育てられますよ。
※参考価格:300~1000円前後(3号ポット苗)
3.2 宿根バーベナ
花期が5月~11月頃までと長いのが魅力の宿根バーベナは、小花が球状に集まって咲くかわいらしい植物。品種によって草丈、花型、花色がさまざまで、どの宿根バーベナをお迎えしようかと悩んでしまうほどです。
プランター植えには、ほふく性の品種がおすすめ。寄せ植えに動きを出したいときや、ハンギングの主役にも使えます。立性の品種は花壇の主役におすすめです。日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。
酸性土壌を嫌うので、アルカリ性の用土に植え付けてください。ときどき花がらを摘み、春と秋に固形肥料を与えると花付きがよくなります。霜が降りる地域や寒冷地では、休眠中の株を屋内に取り込むと冬越ししやすいです。
※参考価格:200~1200円前後(3号ポット苗)
4. ほったらかしで毎年春に花が咲く!日陰OKの宿根草2選
4.1 タイツリソウ(ケマンソウ)
タイツリソウは4月~5月に、ハートから雫が垂れたような形のキュートで個性的な花を咲かせます。この花の形が、鯛を釣っているようにも見えることが名前の由来です。
花色はピンクと白。しっとりとした日陰を好むので、乾燥に注意して育てましょう。シェードガーデンのアクセントにおすすめです。
とてもかわいい花ですが植物全体に毒があるので、小さなお子さんやペットが触ったり口に入れたりしないように、注意してください。
※参考価格:600~800円前後(3号ポット苗)
4.2 ヒメシャガ
5月~6月にアヤメ科らしい上品な花を咲かせるヒメシャガ。シャガは常緑多年草ですが、ヒメシャガは冬に地上部が枯れる宿根草です。
朝だけ日が当たるような日陰を好むので、シェードガーデンの主役におすすめ。和モダンやナチュラルなお庭に合わせやすい植物です。
極度の乾燥に注意する以外は、ほったらかしでも育てられる、手のかからない植物です。広がりすぎてしまったら、休眠中に不要な根茎を切り取りましょう。
※参考価格:500~900円前後(3号ポット苗)
5. まとめにかえて
ほったらかしで毎年4月~5月に花を咲かせる宿根草を6つご紹介しました。植えてみたい植物はありましたか?
宿根草は冬に地上部が枯れるため、お庭が寂しくなってしまうのを避けたい方は、常緑多年草と組み合わせて植えることをおすすめします。
少ない手間で毎年花がたくさん咲く、お庭やプランターをつくりましょう。
LIMO編集部