春になり、実家や義実家と近居をするという方もいるのではないでしょうか。また年度の変わり目を迎え、近い将来実家に帰ろうか検討する方もいると思います。今回は転勤族と実家・義実家共に近居の両方を経験した筆者が、近居のメリットとデメリットをご紹介します。
実家・義実家との近居メリット4つ
まずはメリットを4つほどご紹介します。
1. ヘルプを頼める
子育てのヘルプを頼める、これほど助かることはないでしょう。子育て中は様々な行事やイレギュラーなことが起こるものですよね。親である自分自身も歳を重ね、何が起こるかわからない年代となってきます。
転勤族時代、特に困ったのが、上の子のアレルギーの負荷試験に下の子を連れて行かねばならないとき、家族全員が感染症のとき、乳児を抱える筆者が総合病院で親知らずを抜くとき、また入園式や授業参観に下の子を連れて行かねばならないことでした。こういった場面でお願いできることは助かります。
2. 祖父母から子育てを学べる
子どもを産んで親になったとはいえ、自分たちの親から見ればまだまだ子育て初心者。祖父母と孫の触れ合いを見ながら、彼らの子育て法を学べます。特に子どものギャン泣きやイヤイヤへの対応は大変ですが、祖父母世代は気分転換をさせることが上手いように感じます。
また、親としては怒ってしまうことでも、祖父母にとっては可愛く見えるもの。たとえばイヤイヤする子どもを「自分の主張ができるようになったんだね」「怒ってる顔も可愛い」なんて視点を変えてくれることもあります。
3. 子どもにとって信頼できる大人が増える
子どもにとって、親以外に信頼できる大人がいることは良いことでしょう。親も子どもが可愛いですが、毎日忙しくて余裕がありませんし、子どもを育てる責任感を強く抱いています。そのため、どうしても厳しくなりがちに。
一方で祖父母たちは親より余裕がありますし、責任感はそこまでありません。子どもにとってホッとできる、ある意味「良い逃げ場」となってくれます。
また、子どもを3人持って気付いたのが、それぞれの子の性格がバラバラであり、親子とはいえ「相性の良し悪し」があるということ。祖父母も含めれば相性の合う大人が1人はいるもので、子どもにとっても心の支えになるでしょう。
4. 気軽に相談・愚痴が言える
気軽に相談したり、愚痴を言える人がいない。このことが子育てにどれほどストレスを与えていることでしょうか。特に女性は、お喋りでストレスを発散する生き物。話さないと辛いのです。今はラインや電話もありますが、実家が遠かった時よりも近居になってからのほうが、より相談できるようになったと思います。