3. 働かない<40~50歳代>おじさんの末路 暇でアイデンティティを失う人生?
あまり仕事をしないと相応な結末を迎えてしまうおじさんもいます。すべての方に当てはまるわけではありませんが、かなしい結末を迎えたケースを紹介します。
3.1 リストラされ、再就職できず
最近では、電気代高騰・インフレにより、売上・利益を圧迫している会社も多いです。あまりにも会社によって不必要な人材であれば「リストラ」が待っています。
厚生労働省の調査結果では、50代からの転職は、半数程度企業が積極的に採用をしたくない状況です。いい人材であれば採用したいと考えていますが、そもそも能力が不足しているため、採用には至らないのではないでしょうか。
3.2 後悔先立たず。自主退職で、経済的な不安にかられる毎日
周囲からはお荷物扱いされて、誰からも頼られない状態は、実は過酷です。
自分がいなくても組織が正常に回りますから、社内に居場所がありません。アイデンティティがなくなり「自分は何のために会社にいるんだろう?」と心を病んでしまう方もいます。
体調不調から自主退職をしても、退職金と貯金で食いつなぐ生活が続き、今後どうなるかわからない不安がつきまといます。そのような状況になって初めて「あのとき頑張っていれば……」と後悔してもどうにもならないでしょう。
4. 働かない<40~50歳代>おじさんって本当にいいもの?
働かないおじさんは、勝ち組の姿の一つかもしれません。最低限の仕事だけして評価を落とされない環境であれば、これ以上ない待遇と考えることもできます。
しかし、楽をしていればツケは必ず回ってくると考えている方も多いように、悲惨な末路をたどる人も……。よほどの計画性がなければ、キャリアがない50代は、社会からはじき出されてしまいます。そうならないように、時間を潰すような仕事をしないことが大切なのかもしれません。
参考資料
青木 絵莉華