大学生には、旅行や趣味、サークル活動、海外留学などクレジットカードがあると便利なシーンがあります。学生生活を便利に充実したものにするために、クレジットカードの申し込みを検討している方もいるでしょう。
クレジットカードはさまざまな活用法があり便利なものですが、どのくらいの大学生が持っているのでしょうか。
この記事では、大学生がクレジットカードを持っている割合やメリット、利用する際の注意点について解説していきます。
1. 大学生の61%がクレジットカードを持っている
少し古いデータになりますが、一般財団法人 日本クレジット協会の「大学生に対するクレジットカードに関するアンケート(令和元年度)」によると、大学生の61%がクレジットカードを保有しています。
さらに、持っている方を対象にした「何枚持っているか?」という質問に対しては、1枚が56%、2枚が21%、3枚以上が11%という結果でした。
※自分名義および家族名義のカードのどちらも所持している場合は、2つを合算した数を所持枚数としてカウント
大学生がクレジットカードを利用している理由には、主に以下のようなものが挙げられます。
- 現金を持っていなくても買い物ができるから
- インターネット決済が簡単にできるから
- ポイントや特典などのサービスがあるから
- 海外旅行の際に必要だから
現金を持ち歩く必要がないことやインターネット決済に利用できること、ポイントや特典のサービスがあることなど、クレジットカードのメリットを理解して活用しているようです。
しかし、大学生がクレジットカードを持つことには、ほかにも見逃せないメリットがあります。
2. 大学生がクレジットカードを持つメリット
クレジットカードを利用する、大学生ならではメリットについて確認していきましょう。
2.1 学生向けのポイントアップ制度や特典がある
クレジットカードの中には、学生向けのポイントアップや特典が用意されているものがあります。たとえば、サブスクの支払いや携帯電話の支払い時などにポイントアップするものや、書籍や旅行、ファッションの利用代金支払い時などにポイントアップするものもあります。
また、学生向けのサービスではなくても、Amazonやセブンイレブン、スターバックスなど学生が良く利用する店舗でのポイントアップ率が高いクレジットカードもあります。
2.2 海外留学や卒業旅行の保険を付帯できる
クレジットカードには海外旅行・国内旅行傷害保険が付帯されているものがあり、海外留学や卒業旅行の際などに活用できます。
年会費が無料のクレジットカードでも付帯されていることがありますが、一般的に年会費が高額になるほど補償内容が充実しています。
なお、補償を受けるには一定の要件(旅行代金や交通費などをそのクレジットカードで支払う)があることもあるため、利用する際には注意が必要です。
2.3 クレジットヒストリーを積み上げられる
学生のうちからクレジットカードを適切に利用していると、クレジットヒストリーを早期から積み上げられます。クレジットヒストリーとは、クレジットカードや各種ローンの利用履歴に関する情報のことです。
クレジットカードの支払いを毎月延滞せずにきちんと支払っていると、良好なクレジットヒストリーが記録され、今後新規でクレジットカードの申し込みやローンを組む際などに審査で役立つ可能性があります。