2. 【年収600万円】を目指せる業種は?男女別の平均年収ランキング

では最後に、「年収600万円」を達成できる業種別ランキングをみていきましょう。

dodaの「平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」の調査における業種別の平均年収ランキングは下記の結果となりました。

平均年収ランキング(業種別の平均年収)

平均年収ランキング(業種別の平均年収)

出所:doda「平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」

【平均年収ランキングTOP3:男女全体】

  • 1位:金融:469万円
  • 2位:メーカー:466万円
  • 3位:総合商社:464万円

2023年の業種別の平均年収ランキング1位は「金融」で、469万円となりました。

2位は466万円の「メーカー」で、3位は464万円の「総合商社」となっています。

なお、業種からさらに細かく分類したデータによると、金融の中でも「投信/投資顧問」は平均年収が750万円、メーカーでは「たばこ」分野で667万円と平均年収が600万円を超える業種もありました。

ただ、どの業種においても、平均で年収600万円を超えるのは難しいことがわかります。特に女性に限定すると、すべての業種で600万円を下回る結果となりました。

3. まとめにかえて

年収が600万円を超える業種は少なく、そのためには専門的で高度なスキルが必要であることがわかりました。

当然ですが、同じ業種でも企業の規模や個人のパフォーマンスも年収に影響してきます。そのため、年収アップを目指す場合は常にスキルの向上に努めることが重要です。

一方で、日本では平均賃金が伸び悩み、物価だけが上昇している傾向があります。年収を増やすのが難しい場合は、個人で資産を守るための努力も欠かせません。

預金だけでは資産が増えなくなってきており、銀行にお金を預けていることは「安全」というよりも「リスク」と見なす方が増えています。

銀行預金にはインフレリスクもあるため、資産の保護を考えるなら資産運用や保険などに分散することが望ましいでしょう。

参考資料

中本 智恵