ハーブは私達の生活との関わりが深く、食用や薬用として、世界中で古来より使用されている植物です。

ハーブのなかには花が美しい品種も多く存在し、ラベンダーやセージなどはイングリッシュガーデンでも、観賞用としてよく植えられています。野趣あふれる素朴な雰囲気を楽しむハーブガーデンなども人気のガーデンスタイルです。

そこで今回は花が美しい多年草のハーブ、一年草のハーブについて紹介します。さっそくみていきましょう。

1. 【ハーブガーデニング】花が美しい多年草&一年草ハーブ(前編)

1.1 ヘリオトロープ

ヘリオトロープ Heliotropium/ムラサキ科

紫のヘリオトロープの花

Nick Pecker/shutterstock.com

パープルやホワイトの可憐な花を咲かせるヘリオトロープ。大人っぽい雰囲気も楽しめる多年草ですが、一年草の品種もあります。開花は秋までで、美しいパープルの花を長く楽しめます。

寒さに弱く、冬は防寒対策をする必要があります。夏は乾燥させないよう、水やりに注意をしましょう。

※参考価格:500円前後(3号ポット苗)

1.2 センテッドゼラニウム

センテッドゼラニウム Pelargonium Scented-leaved Group/フウロソウ科

ピンクのセンテッドゼラニウムが咲いている。

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ゼラニウムのなかでも、香りのよい葉をもつグループを総称してセンテッドゼラニウムと呼びます。可憐で愛らしい小花を咲かせるのが特徴で、ナチュラルガーデンにもおススメです。

過湿が苦手なので、梅雨の雨には注意が必要です。鉢植えにして移動させながら育てるのもよいでしょう。防寒対策にもなります。

※参考価格:400円前後(3号ポット苗)

1.3 チャイブ

チャイブ Allium schoenoprasum

チャイブの紫の丸い花が咲いている

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チャイブはパープルの丸い花を咲かせる多年草です。ネギの仲間に分類され、食用として育てることもできます。

半日陰の環境が生育に適しており、地植えにすると分球して増えていく可能性があります。定期的に株分けをするほか、鉢植えで育てるのも一案です。

※参考価格:400~600円前後(3号ポット苗)