三寒四温で少しずつ春の気配を感じるようになる3月。

待ってましたとばかりに、木々や草花が一斉に芽吹く季節がやってきました。

今回は3月にやっておきたい草花とバラのお手入れを紹介します。3月に咲く花も、参考価格とともに見ていきましょう。

1. 【3月の草花】お手入れポイント

1.1 春花壇の準備をする

春花壇の準備はOK?

緑のブーツに黄色い花が挿してある。横にはスコップや春の花が植わったバスケット。

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いよいよガーデニングシーズン本番を控え、花壇の土壌改良や植える花選びに忙しくなります。新たに植物を植える場所をよく耕し、根が伸びやすくなるようにフカフカの状態にしておきましょう。

園芸店の店先にはつぎつぎと春の花が並びだすので、お気に入りを見つけて苗の準備も万端に。ダリアやグラジオラスなどの春植え球根植物もそろそろ植え付け時期です。

1.2 芽出しの肥料を与える

3月は樹木や宿根草が芽を出し始める時期。新芽や根の生長を促すために、初旬~中旬に即効性の化学肥料や液体肥料を与えると効果的です。

化学肥料は根元にまき、液肥は2週間に1回程度与えるとよいでしょう。

1.3 花ガラ摘みをする

花ガラ摘みはこまめに!

ハサミで花ガラ摘みをしている様子

Paul Maguire/shutterstock.com

冬から咲き続けてきた一年草や球根植物は、気温が高くなるにつれ花の寿命が短くなります。咲いたと思ったらすぐにしぼんでしまうこともあるため、こまめに花ガラを摘んであげましょう。

寒さで傷んだり枯れたりした葉があれば、早めに切り取って病害虫を予防します。

1.4 不安定な気候に気をつける

寒さ対策で室内に取り込んでいた鉢植えを外に出したり、防寒対策していた植物の霜よけを取ったりして、天気がよく暖かい日にはタップリと光を当ててあげましょう。

ただしこの時期は急に冬に逆戻りすることもあり、気候が不安定です。急激な冷え込みで植物が弱ってしまわないように、天気予報をよくチェックしましょう。