LIMOが2023年下半期にお届けした記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。    
    
(初掲載*2023年09月25日)    

10月は年金支給月。

「10月は」と表記されるように公的年金は、2ヶ月に1回の支給です。

まだ年金生活には程遠い年代の方が聞くと驚かれるかもしれません。

最近になってようやく高校の授業で金融の授業が始まりましたが、日本はまだまだ金融後進国と言われています。

マネー情報や資産運用に興味がある人や、金融機関にお勤めの人でなければ、金融について学ぶ機会はそう多くないでしょう。

老後の大切な収入源である年金に関してもそうかもしれません。

本記事では日本の公的年金制度について仕組みを確認し、シニア世代の年金事情を眺めていきます。

日本の公的年金制度は「2階建て」構造

日本の公的年金制度は、1階「国民年金」と2階「厚生年金」の2階建て構造です。

国民年金と厚生年金の特徴は以下のとおりです。

国民年金(1階部分)

  • 加入対象:原則、日本に住む20歳から60歳未満の方
  • 保険料:一律(年度ごとに見直し)
  • 年金額:満額79万5000円(※)✕調整率(未納期間がある場合は差し引かれます)

※2023年度の年額

厚生年金(2階部分)

  • 加入対象:主に会社員、公務員など
  • 保険料:報酬比例制(毎月の報酬により決定)
  • 年金額:加入期間や納付保険料によって決まります(国民年金に上乗せで支給)

このように、国民年金と厚生年金では「加入対象・保険料・年金額」が異なります。

現役時代の働き方、過ごし方が老後の年金額に影響するため、決して「老齢年金=老後のこと、ずっと先のこと」ではないのです。