猫の保護に猛反対し、激怒していたというお父さん。今ではすっかり「猫の下僕」となったことがわかる、思いやりに満ちた映像がInstagramで注目を集めています。
投稿したのは、Xユーザーの「@mike_noritama」さん。
投稿には2024年2月27日時点で5万6000件を超えるいいねが集まり「今やメロメロ、虜ですね!」「猫ちゃんを思いやる発言、感動しました」といったコメントが寄せられるなど話題となっています。
また記事の中盤では、犬猫のおやつ代についてもご紹介します。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. 言葉と振舞いから伝わる「ミケ」ちゃんへの愛
「ミケをお風呂に入れてあげたいと話をする父 当初ミケを迎えることに猛反対して激怒していた父に聞かせてやりたいですね 店に頼むといくらくらいかかるのか聞いてこようかな、とも言っておりました」
そんなコメントとともに投稿されたのは1本の動画でした。話題になっているのは、元保護猫の「ミケ」ちゃん。動画にはお父さんにナデナデしてもらうミケちゃんが写っており、その傍ではお父さんとお母さんが会話をしているようです。
お父さんはお母さんに、ミケちゃんのお尻を綺麗にする目的でお風呂に入れてあげられないかと相談しているようです。
「ここにシートを敷いて洗ったらどうかな」「やっぱり洗面所か……?」と、思いを巡らせるお父さん。続けて「猫は38度くらいなんだって」「話しかけながら、ちょっとずつ浸けながらね」など、ミケちゃんを思い丹念に下調べしている様子がうかがえます。
それに対して「人間が入る温度じゃダメなわけね」とお母さん。ご夫婦の「ミケちゃんに対する愛」が伝わるやり取りに、自然と心が温まりますね……!
その傍らでミケちゃんは、大好きなお父さんに「お尻ポンポン」を要求している様子。とても穏やかな表情を浮かべていて、優しいお父さんとお母さんに心を開ききっていることが伝わります。
最後は「店に頼むといくらくらいかかるのか聞いてこようかな」とも言っていたというお父さん。お父さんの言葉やなでなでする優しい手からは、保護に猛反対していたとは思えないくらいの深い愛がうかがえます。
保護される前は、公園で暮らしていたというミケちゃん。2021年8月1日、保健所に連れて行かれそうだったところを@mike_noritamaさんに保護されたといいます。
命を預かる責任と向き合い、ミケちゃんを保護することを決心した「@mike_noritama」さん。
生半可な気持ちではなく、絶対に幸せにするという覚悟を決め「野良の方が良かったなと思われないように」と日愛を注いでいるといいます。
ミケちゃんのつやのある毛並みや、穏やかな表情、そして家族に対する甘えぶりからも、おうちでいかに大切にされているかが伝わります。
2. 犬猫に関する1カ月間のおやつ代総額ってどれぐらい?
ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。
さて、かわいいペットには、ごはん以外にもあげたくなるものがありますよね。そう、「おやつ」です。犬や猫には、1カ月でどのくらいの「おやつ代」をかけているのでしょうか。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」の結果から、犬および猫に関する1カ月のおやつ支出総額をご紹介します。
集計ベース:
【猫】猫飼育者で、ペットフード使用者。うち、猫飼育者は銘柄選定購入関与者。購入金額0円を除く。2023年調査より外猫(野良猫・地域猫給餌あり)除く。
【犬】ペットフード使用かつ銘柄選定購入関与者。購入金額0円を除く
2.1 1カ月間の市販の猫おやつ用キャットフード支出額
市販の猫おやつ用キャットフード支出総額
- 平均支出金額:1885円
- 中央値:1000円
市販の猫おやつ用キャットフード支出総額「猫1頭飼育者の場合」
- 平均支出金額:1562円
- 中央値:1000円
市販の猫おやつ用キャットフード支出総額「猫複数頭飼育者の場合」
- 平均支出金額:2358円
- 中央値:1500円
2.2 1カ月間の市販の犬おやつ用ドッグフード支出額
市販の犬おやつ用ドッグフード支出総額
- 平均支出金額:1883円
- 中央値:1000円
市販の犬おやつ用ドッグフード支出総額「犬1頭飼育者の場合」
- 平均支出金額:1748円
- 中央値:1000円
市販の犬おやつ用ドッグフード支出総額「犬複数頭飼育者の場合」
- 平均支出金額:2621円
- 中央値:2000円
犬と猫の1カ月のおやつ代は、トータルで見ると全くと言ってよいほど差がないことがわかります。
次では、正しいペットフードの保存方法について紹介します。
3. ペットフードの正しい保存方法を守りましょう
ペットのおやつは、飼い主にとっても与える楽しみがあります。
しかし、その保存方法を誤ると、ペットの体調悪化につながりかねません。
環境省では「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」で、ペットフードの種類別に、その使用期限の目安を紹介しています。※ペットフードの水分量は、ペットフード安全法に基づき、「成分」の欄に記載されています。
3.1 ドライフード(水分10%程度以下)、ソフトドライフード(水分10~30%程度)
袋をしっかり閉じて、直射日光が当たらない、温度・湿度が低い場所で保存
- 使用期限の目安:開封後約1カ月
3.2 セミモイストフード(水分25~35%程度)
袋をしっかり閉じて、冷蔵庫で保存
- 使用期限の目安:開封後2週間程度
3.3 ウェットフード(水分75%程度)
開封したらすぐに与える
- 使用期限の目安:開封約1日
いかがでしょうか。
開封後1日で与え切らなければならないフードもあるなど、ペットフードの管理には、飼い主の慎重な姿勢が求められそうです。
おやつは正しく与えて、ペットとよりよい関係を築くためのきっかけにしてみてください。