2023年4月から雇用保険料が値上げになる人
2023年4月1日からは、雇用保険料の値上げも予定されています。
- 一般の事業の労働者負担:6/1000
- 農林水産・清酒製造の事業の労働者負担:7/1000
- 建設の事業の労働者負担:7/1000
例えば一般の事業で働く月収30万円の人の場合、これまでは1500円の負担だった保険料が、4月からは1800円になります。
その他の保険料負担も増える方にとっては、例え数百円の負担でも重く感じるかもしれません。
天引きされる金額は、給与明細でしっかり確認しておきましょう。
厚生年金保険料は据え置き
給与から引かれる社会保険料として、他には厚生年金保険料があります。
厚生年金保険料は2023年度も引き続き18.3%で固定される見込みです。
労災保険料は全額事業主の負担となりますが、こちらも据え置きされる予定です。
給与から引かれる保険料は意外に多い
毎月の給与からは、介護保険料や健康保険料などさまざまな社会保険料が天引きされます。
さらに所得税や住民税も天引きされるため、手取りが少なくて驚くこともありますね。
額面だけでなく、手取りを意識する必要があります。まずは給与明細を確認する習慣からつけてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 協会けんぽ「令和5年度の協会けんぽの保険料率は3月分(4月納付分)から改定されます」
- 協会けんぽ福井支部「令和5年度 協会けんぽ福井支部 健康保険料率 9.91%」
- 厚生労働省「令和5年度雇用保険料率のご案内」
- 厚生労働省「労災保険率表」
- 厚生労働省「令和5年度 介護納付金の算定について(報告)」
太田 彩子